複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.733 )
- 日時: 2016/06/18 15:02
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
後一条も街全体も台風の被害が広がる。
さらに、芽小折の部分のみ大雨が降っており、視界が遮られている。
「……天候を制御するのも大変だな!お前まで被害が出るんだから」
芽小折は、雨にも負けず雲を出現させ後一条に投げる。
後一条は風にも負けず薙刀で雲を刺す。
すると、雲は爆発する。
固形化された雲は、後一条の身体を貫く。
しかし、後一条は何事も無かったかのように対応する。
「……どうなってんだ?」
「そんな攻撃……かすり傷にもならない。練羽は血に染まってしまったけれど、この雨で洗い流される事を祈るの。……決してそんな事は無いけれど」
「ああ、あくまでもこの世界はフィクションじゃないからな。
俺達だって、傷付けば痛いし、死ぬのが怖いんだよ」
「weather control。雪を降らせたよ?」
「……綺麗な雪だな」
「練羽はついさっき大雨を降らせた。そして今現在何処かの国の雪を借りて降らせているよ。雪が降ると言う事は当然この地域の気温が下がる訳だよね?」
「……何を言っている」
「weather control。絶対零度」
芽小折は段々凍る。
「貴方についた雨水が凍りつき、貴方を凍死させる。誰も自然の力、天災には勝てないのよ」
芽小折は、凍る。
後一条は、薙刀で芽小折を何度も刺す。
芽小折は呟く。
「エリートがガラクタに負けるとはな。……下剋上なんて……」
「人の弱点を責めた貴方達のせいで練羽はこうなったの……!そっくりそのままお返ししてあげる……!」
後一条は無表情のまま芽小折を見る。
「茶番は嫌いなのよ」
後一条は芽小折の首を斬る。そして天候を元に戻す。
後一条は、文とジェイコブの死体を探しに歩く。
一方、モルドと月丘は。
「伊岳……」
モルドと月丘は、黒獅子と闘っていた。
「強風が止んだみたいだね?それじゃ……改めて君達を殺すよ。これからの正義の為にね!」
「……お前はエリートで、俺はガラクタ。同じ血を分かつ者なのに、こうも変わるとはな」
「君と過ごした時間はとても楽しかったよ。
でも、それを自分で壊してこそ、想い出が修正され、美化させる。
そして、僕の心の中でずっと君が残るんだ。
実際、僕の心の中には、初恋の女性と、両親、そして、僕の親友がいる。
君も僕のコレクションに入れてあげよう」
「兄弟の再会と言う感動モノにはならないようだな」
「十分、堪能したよ。……僕の腕の中で死ね」
黒獅子は、腕からブレード状の氷を出す。
月丘は虎になる。
黒獅子は、月丘に向かって走る。
「……僕は君を殺して、過去を変えるぞ。ガラクタ野郎!」
「……俺はお前を殺して、未来を変えるぞ。エリート野郎!」
黒獅子と月丘は交戦する。
モルドは、ヴァイオレッタと河上、立花と卯敷を見る。
「……」
モルドは、卯敷の元へ行く。