複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.747 )
- 日時: 2016/06/21 15:40
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
アンノウンは歓喜する。
「素晴らしい!電脳空間でも天候を借りる事が出来るなんてね!
やっぱり、君は心が破錠している。僕の部下に相応しいね。君はガラクタじゃない。世界を変えるエリートだ。ガラクタとエリートは相反していながら、実は類似しているんだ。魔剣と聖剣のように」
「練羽は他人を見下すエリートになる位なら、ガラクタの方がマシだよ?」
「成程、僕も同意見だ。ガラクタの方が世界を変えやすいからね。後先も考えずに革命を起こしたがるから」
後一条は薙刀をアンノウンに向ける。すると、アンノウンがいる場所に竜巻が発生。
アンノウンは吹き飛ばされる。
アンノウンは姿を消し、後一条の後ろに付く。
「この魔剣は、強制的に敵をロックオン出来るんだ。つまり、絶対に君を斬る事が出来ると言う事」
アンノウンは後一条を斬る。
しかし、後一条は怯まず薙刀でアンノウンの胸を刺す。
アンノウンは後一条を睨む。
「練羽はそんな攻撃で死なないの。体はほぼ、不死身。再生も可能よ」
後一条の傷が癒える。
アンノウンから、血が吹き出る。
「……なら、細胞の一つも残らないように切り落としていくしか無いようですね。全力で刻んであげますよ」
「その歪んだ性格。気分が悪いよ」
「……この魔剣の前では無力」
アンノウンは後一条を刻もうとする。
後一条は、竜巻をアンノウンの方向に移動させるが、間に合わない。
すると、アンノウンに向かってレーザービームが放たれる。
「……誰だい?」
後一条の遠く後ろには、星空と大山がいた。
大山は後一条を見る。
「彼女は僕の生徒だ。手出し無用で頼むよ?」
大山は目の色を変える。
「僕の超能力は、実現化。つまり、無から物質を造る能力さ。
このように……」
大山は、拳銃を実現化する。
「考えた事を一瞬で実現化する。……プロポーズで、無から指輪を出したり、色々可能さ」
アンノウンの周りに、金網が実現化する。
後一条は竜巻を返し、大山と星空の元へ行く。
「大山教授……」
「後一条天皇。大丈夫かい?」
「……この程度なんか問題無いよ?」
ちなみに、大山の能力があれば、クローン等は簡単に作れる。(細胞も無から実現化出来る為)
さらに、無知の物質や、存在しない架空の物質も造る事も可能。
しかし大山一族は、それを良しとしていない。理由としては、超能力は科学では無く、魔法の類。魔法で物質を発見してしまえば、あまりにも科学が可哀想。魔法より科学の方が人々に優しいはずなのに。と言う事らしい。
科学の方が優しいについての解説は、魔法(超能力)は一部の人間しか使えず、能力にも差があるが、科学は誰でも使え、能力に決定的な差が無いと言う事を伝えたいらしい。
この考えは、大山の祖先が書物として書き残しており、その書物から抜粋させて貰った。(著:大山教授。本の題名:科学は超能力を嫌う。より)
大山教授は本を何冊か出版しているが、はっきり言ってどうでも良い。