複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.751 )
日時: 2016/06/21 19:50
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

そして霜月と宇寺田は桐生により、エマから逃げていた。


「毬ちゃんが……!」

霜月は、足にけがを負い動けない状況にいた。

桐生は、応急処置を行う。

「霜月。僕達の敵は多い。ファントムの所に行って、治癒能力で回復して」

「……分かった」


宇寺田は桐生に怒る。

「そこは普通……離脱するべきですよ!」


霜月は驚く。

「まだ……完全な忍者に調教出来ていなかったわ……」



桐生は宇寺田に話す。


「離脱という考えは無いよ?逃げるのは良いけど、離脱は駄目だな〜。


だって、僕は逃げるのも戦法の一つだと考えているんだよ。また同じ戦場で戦う時に勝てばいいんだから。

でも、離脱は完全に負けを認めた状態で、この戦場から生きて離れるんだよ?


……恥でしょ。それ♪」



「……でも生きてくれているだけ良いじゃない!」


霜月は妖刀を持つ。



「まだ、妖刀が唸っている。まだ、殺し足りない。まだ、呪い足りない!


私は、命尽きるまで……殺すべき相手を殺す!」


「でも、河上の時は……」


「河上は、今、決着付けるときじゃないの。今は、霜月一族では無く、暗殺部隊アンノウンとしてこの戦場に命を置いてきているのよ!」




宇寺田は霜月を抱く。


「そんな事言わないで……。毬ちゃん……。もう……帰ろう。日常へ」


「忍者に平穏はいらない……。桐生さん。ハズミを立ち入り禁止区域から出して」

「え〜でも……」


「一応、国民を守るのが私達の第一の仕事よ。お願い……」


「分かったよ♪後で、何か奢ってね♪」



「つまらないボケはやめて……。白けるよ」


「いや、本気だから♪パフェとか奢ってもらうからね♪」

桐生は、機関銃を持って宇寺田と共に立ち入り禁止区域の外へ向かう。





霜月は、テレパシーでファントムと会話する。



「と言う訳で、治癒能力を使って……」


「駄目ですね。ボクは貴方達を捨て駒としてしか見ていないと言ったはず。そのまま自爆でもして相手の一人でも倒して下さいよ」


「……ははっ。上等だね。まあ想定内だよ。だから、照山と一緒に死んでやるよ」







霜月は、ビルの屋上から、飛び降りる。




霜月の周りには大量の爆弾が付けられていた。




ビルの下では、照山達が救助していた。