複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.752 )
- 日時: 2016/06/22 15:18
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霜月は一色の空から、舞い落ちる。
霜月は爆発し、照山達を巻き込んだ。
乾いた爆音が鳴り響き、闘いに終わりを告げる。
桐生は、宇寺田の隣で泣いていた。
「……如何して泣いているの?帰って来るんだよね?……パフェを奢ってもらうんでしょ!?」
「僕は未来を知っている。運命は変えられるけど……人の死は変えられない」
「……」
すると、疾風とロンギヌスのメンバーが駆けつける。
「お師匠様に何かあったと思ったけど違ったんやな……」
ブロッサムは自分に能力を発動し、怪我を治す。
「……速く、皆を治さないと……!」
無闇とアポロンと奏雲は、無闇の能力が発動し植物に囲まれてギリギリ助かっていた。
犬山と照山は瀕死。しかし、照山の身体がどんどん回復する。
疾風とブロッサムは驚く。
照山は自分でも驚く。
「……どうなってんだ?」
「ハズネット・ブライテ・オブ・レイル=ペッグ……。まさか、こんな所で最高傑作に会えるなんて!」
疾風は製作者に連絡しようとする。
すると、後一条と血だらけの大山、霊体の星空が疾風の元へ行く。
「おおっ!殺傷能力が高い練羽やんけ!どうしたん?」
「……」
「冗談や……!睨むなよ……!」
「病院より照山とブロッサム、奏雲に治療させた方が良いと思ってね」
「……はい?」
後一条は、アポロンと無闇を治療しているブロッサムに話す。
「大山を救って欲しい」
「はい!分かりました!」
奏雲は呟く。
「窓から落ちた時も……蓮嶺の体が……」
奏雲と照山は昔を思い出していた。
霜月の体は崩壊していた。
ブロッサムは治癒能力を施す。
体は元に戻るが、意識は無い。
後一条は霜月を見る。
「これが普通の人間の最期」
霜月の元へ、宇寺田と桐生が行く。
「毬ちゃん!毬ちゃん!」
「……霜月」
「これが家族が……友達がいる人間の最期」
疾風は呟く。
「アタイ達は家族や」
「家族ごっこの間違いでしょ」
第六十三章 一つの空に色んな色の災害を 完
場面変更
次へ続く