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天淵は柄だけの刀を見せる。


「母親の形見....これが私が両親を殺した証拠だ。分家の分際で知りすぎたのだよ！お前の母は！」


「....叔父さん....」




天淵は、柄からシャンと音を出し、刀身の部分から水が現れる。


「妖刀、錫杖。その刀技。とくとご覧あれ！」



水からは、京咲が現れる。




姫哭は京咲に反応する。



京咲は朽葉の中に入る。


「体の水分を操る事が出来るにゅ！だけど、気持ち悪いから本当は嫌だにゅ！」








朽葉からは大量の水が発生する。


花霞は怯える。

「このままだと蓮が...！」



天淵は水を操り、弾丸のように発射する。


霊犀は腎臓を触る。


「壬・天后」


霊犀も水を操り、弾丸のように発射し、相殺しようとする。


「私の方が、能力は上だ。したがって.....」




天淵が発射させた水の弾丸は、霊犀の水の弾丸を消し去ってしまう。



霊犀は水の弾丸のダメージを受ける。






朽葉は京咲に操られ、割れた窓から落ちる。







朽葉はそのまま地面に落下。


朽葉から京咲が現れる。


「にゅにゅにゅ〜♪」



花霞は泣き始める。



霊犀は花霞の元へ行こうとするが天淵が止める。



「子供はまだ善悪の境が付いていない。しょうがないんだよ」


「.....」



姫哭と石楠花は能力を使い、天淵を倒そうとする。


姫哭は影で巨大な死神を創り上げる。



石楠花は赤い炎を出す。





天淵は高校生を見る。

「子供には少し大人の恐ろしさを教えてやろう。感謝しろよ？まあ、結香の前で殺してしまうかもしれないがな！」





天淵は、式神を召喚する。




「この刀に宿る式神は、禍。

この刀は人々を幸せにさせてくれるのだ。

聖剣の場合は」





柄だけの剣から黒く大きな球体が出現。


シャンと刀を鳴らせば、忽ちそれは恐ろしい化け物へ変わる。



「魔剣の場合、この刀は自分を幸せにさせてくれるのだ！影も光も消し去ってくれる！」





化け物の上に天淵は乗る。そして、天淵は化け物に能力を発動。


「丙・朱雀」




化け物は燃え盛る。


そして、化け物の口から火を吹く。



柄だけの妖刀は、炎に包まれる。



「魔剣や聖剣は制御出来る一族がいるが....残念ながら、刀の本当の強さを知る事は出来ない。

強者なら完全に使いこなし....私と一体になり、私自身が魔剣に変わるのだ！行け！不死鳥に変わりし禍よ！」






化け物は火炎を放射する。学校は忽ち燃える。








姫哭は死神をドーム型へ変え、石楠花と花霞、霊犀を守る。






「私は禍。私の幸せを邪魔する者は、消してくれる」