複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【6月30日にオリキャラ募集終了】 ( No.775 )
- 日時: 2016/06/27 20:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
第六十五章 Time break(壊れる時間)
ダムネイションの社長、αbsfは、ナルシスに手を振る。
「……遂に行動を開始したか……」
ナルシスの目の前には、オベルムントと七つの大罪等の未確認生命体がいた。
七つの大罪リーダーであるレオトリアは剣を抜く。
「……死んでも生き返るなんて考えるな。フレデリックも望んでいない。
絶対に生き残るんだ」
オベルムントはレオトリアの肩を叩く。
「説得するだけだよ。まだ彼が悪人と決め付けるのは早い」
ナルシスは白のシルクハットを取り、オベルムントに頭を下げる。
ナルシスはシルクハットを元に戻しオベルムントと話す。
「私はナルシスと言います」
「私はオベルムントです。
……単刀直入に伺いますが貴方は何故、この場に?」
「静める為です。現在行われている無意味な争いを」
オベルムントは、光のロープを装備する。
「……例え貴方が不老不死でも消してしまいます……私はそんな事したくありません。その上で質問にお答え下さい!」
「別に構いませんよ」
すると、突如いくつかの未確認生命体がナルシスを襲う。
ナルシスは、リンチにされてしまう。
オベルムントは茫然とする。
ナルシスは偵察のアンドロイドを一瞬見る。
ナルシスはいくつかの未確認生命体を振り払う。
「まさかこんないきなり強行な手段に出るとは思いませんでしたよ。
そんなに私の素晴らしい息子達であるサディスクラブを利用したいのですか?
信じられません」
「……え?え?何これ……」
オベルムントは動揺する。
サディスクラブも混乱している。
「ペッグ……」
「違うね。これはナルシスの演技だ」
「……それじゃなぜ、いきなりオベルムントの仲間が我々の師匠である……ナルシスに暴行を働くんだい?」
ハーデスはサディスを止める。
「……もう一度考えろサディス。もう選択を誤るな。私のように取り返しがつかないかもしれないんだ。ペッグ達の言う事もちゃんと信じろ」
サラマンデスはハーデスに話す。
「ハーデス!お前はナルシスを信じないのか!」
フレデリックはハーデスとサラマンデスを止める。
「サラマンデス……。お前にも疑惑の心があるだろう。それを踏み躙るな。
私だってナルシスの事を信じたいんだ」
すると、ナルシスは何処かへ行く。
オベルムントは追おうとするがサディスが現れる。
巨大なサディスはオベルムントに悲しげな表情を浮かべる。
レオトリアは構える。
「……」
「別に攻撃はしない。ただ……」
一方、ナルシスは。
ナルシスはさっきまでナルシスに暴行していた未確認生命体を呼ぶ。
「……ナルシスさん。報酬を!金をくれ!」
「私は静寂が何よりも好きなのです。この世界は騒がしいですから、欲望を満たすことしか能のない連中は、まとめて消し去ってしまいましょう」
「へ?……何言ってんだよ!早く、金よこせ!」
「黙って下さい。生きている事の意味すら分からない未熟者の言葉等、騒音以外の何者でもありませんよ」
ナルシスは未確認生命体を殺す。
「サディスクラブなんて簡単に攻略出来ますが、問題はペッグとアンノウン。そして、神殺しの霊犀。
大神はどうでも良いですか。HNRΩも彼の何処に魅力を感じたんでしょうかね」
ナルシスは立ち入り禁止区域に入る。
HNRΩは金の為に大神に協力したが、少なくとも大神と出会った事で、自分の強さとは何かと言う事を考えるようになる。
実際自分の強さの為にフローラを襲う事になる。