複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集終了】 ( No.804 )
日時: 2016/07/04 17:41
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

鴉片は狙場の元へ行く。


「ナンバーシックスを連れて来たわ。拷問でもして何でも聞きだせば良い」


「……どう言う風の吹き回しだ?友人関係だとしてもこれはあまりに……」


「取引を申し込むわ。ナンバーシックスと貴方の仲間、ノーエスパーを交換するのよ」



「……そんな」


ノーエスパーは元々、大神が創りあげた組織で混沌を創り出す為に暗躍していた秘密結社。矢城の能力でノーエスパーと言う存在を消し、破壊の限りを尽くす予定だった。


しかし、実際は大神が諸事情(警察に捕まったり、矢城の逃亡等)により資金を提供出来なくなりノーエスパーは事実上活動目的を失う。



現在は、今無き青い星のゲームの状況を書き込んで助け合う事を目的として活動している。



「彼等は……」


「無能でも役には立つわ。こいつと交換よ」







「分かった……真実の為だ」






「それじゃ、明日、指定されたビルの前に集めてね?」










鴉片は何処かへ行く。





狙場は笑いながらナンバーシックスを見る。



「やっと捕まえたぞ。お前には動機、犯行内容、全てを曝け出してもらう!」








狙場はナンバーシックスを監禁する。





乾は呟く。


「あれって本物?」

「本物だ。顔も同じだからな」







狙場はナンバーシックスに質問をする。




「お前は何故、この様な行動に出たんだ?」


「何か警察の取り調べみたいですね」


「……良いから俺の質問に答えろ」




「何か楽しいじゃないですか。ゲームみたいで。壊れた人間を狩りまくる。


モンスターよりも超リアルで最高の気分になれるんです。



そして、報酬を貰って私は実際のゲームプレイヤーのようになれるんですよ」




「……?」


「私はナンバーシックス。闇夜に現れ、魔物を狩る者。私は正義です。貴方は壊れていますね。拉致監禁で逮捕されますよ?」



「俺の罪よりお前の真実の方が大切だっ!」




「狂ってますね。それ相当の姿に変えてあげないと!」






狙場は乾を呼びナンバーシックスを捕える。



「……お前は本当にナンバーシックスか?あまりに弱い」






すると、監禁部屋からナンバーシックスと同じ格好をした人物が壁を槍で破壊する。



「その通りです。彼は模倣犯。そして自分が本物だと自称した壊れた魔物です」




「違う!僕が本物だ!僕がナンバーシックスだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」







六道はナンバーシックスを槍で刺す。




「テレレレッテッテッテー(レベルアップの音)。六道はレベル1上がった。

攻撃力が4上がった。

防御力が0上がった」








六道は狙場を見逃す。



「おい、何故俺を殺さない」


「貴方も私と同じだからです。他者の為に壊れたからです」












六道は去る。





穴の空いた壁から狙場は六道を見る。




「……俺はお前とは違う。俺にはノーエスパーがいるからな。フフフ」