複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集終了】 ( No.811 )
- 日時: 2016/07/07 16:24
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
梅雨明は淡雪と共に、カラオケに向かう。
見境達は疾風の行方を探すため、ルルディに協力を頼もうとする。
すると、喫茶店には誰もいなかった。
「……何処へ行ったのかしら?」
エリアスと博士は大量の人間兵器、マサークルとクローンに成功した生物兵器トルベルアを引き連れる。
「さてさて、ルルディとフリューレは……どうなったかな?」
「確か、カラオケ近くの廃墟で戦闘中です」
ちなみに貧民層街に娯楽施設は珍しい。
淡雪と梅雨明は友人と一緒にカラオケで歌う。
淡雪は気だるそうにタンバリンを鳴らす。
梅雨明はフライドポテト等の注文をしていた。
一緒に歌っていたのは、空模様と言う苗字の女性の同級生。人気者で美人。それに明るい為、梅雨明と話が合う。
空模様自身は、小学生の頃に苗字でイジメられていたが明るい性格で友人や味方を増やし、イジメを少数派にした事でイジメを抹消出来た。
さらに、南雲と言う苗字の男性の同級生がいた。性格は軽い。だが悪い人物では無い。さらにイケメンなのでモテる。勉強もスポーツも出来る文武両道で完璧超人。
淡雪の事が好きでいつも二人きりになろうとするが梅雨明に阻止される。
実際、女好きだが淡雪の事は本気である。
「淡雪ちゃん!俺と一緒に歌おうぜ!」
淡雪は一緒に歌おうとする。
梅雨明は気にしながらも見て見ぬふりをする。
空模様は少し笑う。
「青春ね!」
一方、廃墟にいたルルディとフリューレは。
フリューレは藍楷と一緒におり藍楷は七里の彼氏である五十嵐 光成を掴んでいた。
ルルディは左手に装着する高出力のビームキャノンをフリューレに向ける。
「....ワタシはもう何も失いたく無い。お世話になった陸田サンもワタシを人間のように見てくれたアドルフサンや五十嵐サン、そしてその友達....」
「兵器ガ何ヲ、ペラペラと.....。
オマエはワタシよりモ、ガラクタデ、欠陥品。
ワタシガ幸せ二、ナレナイノ二、オマエにシアワセになル権利ナンて無イ!」
フリューレは光学迷彩能力を使い姿を消す。
ルルディはバリアーを発動する。
五十嵐 光成は叫ぶ。
「……誰か、助けてくれ!」
その声は博士とエリアスに届く。
「随分と懐かしいですね。彼等と再会出来るとは。世間は狭いです」
「どうするの?」
「全員、殺しましょう。厄介になる前に」
大量のマサークルとトルベルアはルルディ達の元へ行く。
トルベルアはルルディに強い殺意を覚える。
「コンティニューですね」
博士は少し笑う。
「しかし、トルベルアって名前は雑だね。
使用された実験台の名前がアルベルトだから、それを逆から読んだだけだろ?
実に可笑しいよ」
「……貴方が名前を付けたんですけどね」
エリアスはカラオケの方を見る。
「それでは私達は淡雪を捕獲します。作戦通りに動いて下さいね?」
「勿論だよ」