複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集終了】 ( No.812 )
- 日時: 2016/07/07 18:37
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
博士は笑いながら持っていた大量の小さい装置を起動する。
「はっははは!騒音装置スイッチオン!」
博士とエリアスは耳栓をする。
大量の小さい装置はカラオケの部屋に入り込み鼓膜が破れる程の騒音を響かせる。
これだけの騒音は普通に近所迷惑で大問題になってしまうが、防音加工がされているカラオケボックスでは直ぐには問題にならない。
人々は外に出ようとするが博士は大量のロボットを起動し人々を捕まえる。
淡雪や梅雨明も例外では無く、ロボット達に捕まってしまう。
「警察に通報しようとしても、この騒音じゃ何も聞こえないよ?」
空模様は能力を発動する。
「自転(rotation)!」
すると、ロボット達の関節や装置の内部が回り始める。
装置は壊れ、騒音が出なくなる。さらに、ロボット達は崩壊する。
空模様は梅雨明、淡雪、南雲を連れて逃げる。
エリアスは彼女達を追う。
空模様の能力は、何でも回す事が出来る事が出来る超能力。
腕の関節から、目玉。歯も回転可能。いずれも、大量に出血してしまうが。
コンピュータの内部等の精密機械にも回す事が可能。
回すスピードは自分で決められる。
この能力を使えば、歯車を使用する機械が装置関係無く高速で回転させる事が出来る。
さらに、頭の回転も速くなる。
ただ、頭自体が良くなる訳ではない。冷静に的確な判断が出来ると言う事である。
空模様は梅雨明の腕を引っ張り走る。
淡雪はそれを見て呟く。
「はぁ……自分とヒデなんて、叶うわけない……」
南雲は励ます。
「ほら、俺達も手を繋ごう!」
「別に……興味無いかな」
「ええっ!?大分、ショック!」
エリアスは南雲を捕まえる。
エリアスは南雲の腕をへし折る。
「私は強化人間になったんです」
「ぐああああ!!!」
空模様は南雲の所へ行く。
梅雨明も行こうとするが空模様に止められる。
「空模様……!」
「早く、淡雪と一緒に逃げて」
淡雪は驚く。
「淡雪。やっぱり、梅雨明に合っているのは貴方だけよ。幼馴染には勝てないわ。
全く……メインヒロインになりたかったのに」
南雲は泣く。
「腕折れてんのに、メインヒロインって何だよ〜……!いってえええええええ!!!!」
空模様は構える。
「私に勝てると思ってんの?」
「かかって来なさい……」
一方、淡雪と梅雨明は。
梅雨明は淡雪の手を握り懸命に逃げていた。
淡雪は呟く。
「何なんだ……この世界……。超能力とか強化人間とか訳が分からないよ……」
梅雨明は足を止めて笑う。
「それでも、オレ達が生まれた世界だ。オレ達が此処で育ったんだ。
この訳が分からない世界に」
途端に、大量のマサークルが放り出される。
ワイヤーを巧みに操るフリューレがマサークルを壊し尽くす。
「ワタシ以下ノ兵器ガ.....!」
淡雪と梅雨明は驚く。
「また、面倒な事に巻き込まれそうだよ……」
「大丈夫、オレがいるから」
「ヒデは空模様と居た方が幸せになれるよ……?多分。こんな私のような美人でも無い普通の人といちゃ駄目……」
「大丈夫、木蘭は綺麗だぞ?もっと自信を持てって!」
「……あ、ありがとう」