複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集終了】 ( No.815 )
- 日時: 2016/07/09 14:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
誰もいないダムネイションの社長室では、真っ白な鐘と真っ白なベンチが置かれていた。
其処に千菊姫と雛田が現れる。
「妾達はこれを移動させるのじゃ」
「何の為にですかね?」
「この世界のしあわせの為にじゃ」
エリアスは空模様と南雲を惨殺する。
「さて素材から色々造って貰いますよ?淡雪さん」
エリアスは博士達を呼ぶ。
藍楷は病院へ行き五十嵐を運ぶ。ブライアンは寝たきり。
そして、淡雪と梅雨明は崖に来ていた。
「木蘭。此処からの景色は最高だよ!」
「うん、でも此処自殺スポットだよ?」
梅雨明は景色を見る。
「自殺する人が最後に見たいと思う程この景色はすばらしいんだ」
「……そうかもね」
梅雨明は少し寂しそうにする。
「どうしたの?」
「オレの親父は、科学者だったのは知ってるだろ?」
「うん。そして、行方不明になった事も」
「親父は、自分の能力を使い、クローン技術を実用開発までに導いたんだ。
友人の堕和宮と言う男を使ってね。決して人体に影響は無いらしいんだけど」
「……そうなの?」
「そして、親父自身もクローンを開発したんだ。そして自分の研究を他人に渡して、パワレルワールドの研究に専念した。確か……警視総監の嫁さんだった人」
「……」
「でも怖かったんだ。親父は。別の世界の扉を叩こうとしていた訳だからね」
「何の話……?」
「何でも無いよ」
梅雨明はエリアスを思い出す。
梅雨明は淡雪を抱く。
「オレは怖いんだ。死ぬのが」
「……え?え?」
「誰もオレの事には気付いていないけど、もう嫌なんだ!」
梅雨明は叫ぶ。
「うあああああああ!!!!」
梅雨明は暫く動くの止めてから何故か血まみれになって倒れる。
傍にはアンノウンがいた。
「邪魔者は消えてもらわないとね」
暫くして病室に五十嵐が入院していた。
五十嵐は意識を取り戻し、ルルディの帰りを待つ事に。
五十嵐は七里と幸せな時間を過ごしていた。
隣の病室では梅雨明が入院していた。
梅雨明は淡雪と幸せな時間を過ごしていた。
藍楷はフリューレを喫茶店へ運び修理する。
梅雨明は以前の様に周りを見る事も無くなっていた。
藍楷は知り合いのアンドロイドを呼び、店を手伝う。
「アドルフさん。きっとルルディさんは帰ってきますよ。ね?ブライアンさん?」
すると、扉は開かれる。
「お客さん。まだ開店時間じゃ……」
現れた人物に藍楷は驚く。
第六十七章 名も無き世界 完
場面変更
次へ続く
一方、梅雨明は。
「……何か大切な事を忘れてしまった気がするよ」
梅雨明の正体は、梅雨明の父のクローン。
自分を失う事を怖がっていた梅雨明の父はクローンで記憶を受け継いだ状態で梅雨明 早を創り上げる。
そして早の成長を促進させ、高校生にまで成長させる。
「死神、お前の能力で早をオレの息子と言う事にしてくれないか?」
「うん、構わないよ!楽しければ良いんだから!」
「それと、可愛い娘を一人幼馴染と言う事にしてくれ」
「別に良いけどどうしてかな?」
「幸せな人生を送りたいからな。オレはずっと普通じゃない人生を送ってきた。
もう……この人生に区切りをつけたい」
「分かった……!それじゃ、川宮の覚せい剤の横流しを隠蔽してきたらね!」
傍には、博士とエリアスがいた。
「梅雨明君。急いで長野さんの所へ行ってくれ!何か問題が生じたようだ!」
「あ、はい!」
そして、複数の研究員が消える事件が発生し、梅雨明は消える。