複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.83 )
日時: 2016/01/05 19:23
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

別の教室にて……。



「花霞 叶多。そいつが、和人の好きな相手だ。だから、和人の事を諦めろ。神代 真央(かみしろ まお)」

神代は話す。

「三國……。私には白樺しかいないのよ。私と白樺との関係を邪魔するなら……容赦しないけど?」

三國は話す。

「君が邪魔した所で、叶多と和人の恋は終わる事は無い。つまり、君の行為は無駄と言う事だ。だから、今の内に和人の事を諦め、次の恋でもしたらどうだ?と言うか、君の超能力である、どんな音でも口で再現出来ると言う能力では、邪魔も出来ないと思うが……?」

三國は、ツギハギだらけの手を見せる。

神代は、悔しそうな顔をして教室から逃げて行った。


そして、放課後。

俺と涼太と和人は走っていた。俺達は陸上部だ。叶多は、部活には入っていない。理由は勉強に集中する為らしい。

叶多は俺達の部活が終わるまで図書室にいる。時々、陸上部の見学に来ている。

ちなみに、一番スタミナがあるのは和人。まあ、超能力がタフで頭の回転が良いからペース配分等しっかり計算出来ているのだろう。

俺の超能力は、バランス感覚が抜群に良いと言う能力だ。

……ふと思ったのだが、涼太の超能力は分かってないな。まあ、俺にはそんなに重要な事じゃないのだが……。

一方図書室では……。

叶多は、オカルトの本を読んでいた。自分が何者なのかを知る為に。

突如、目の前に男が現れる。

「花霞 叶多さんですね?ああ……。私は警察です。まあ、学校の許可は得ていないので通常なら不法侵入ですがねぇ……」

叶多は男を飛ばした。

男は念力により床に押さえつけられる。

叶多は話す。

「......申し訳ありませんが不法侵入なら警察でもこれから先生を呼んで対処します」

男は話す。

「貴方の超能力は、テレキネシス。即ち、念力。まあ、そんな事はどうでも良いんです。重要なのは、貴方が何故此処にいるかですよぉ……!お前は誰だ……」

叶多は話す。

「貴方は、私の正体を……知っているんですか?」

男は喋る。

「ああ!そうですよぉ〜!僕の超能力は、真実を見る事が出来る事なのでぇ!さあ、余計な抵抗は止めてくださいね?貴方を極秘に保護する様に警察のトップに頼まれているんで……」

何時の間にか後ろには二人の男女が立っていた。男の方は拳銃を叶多に向けている。

立っている男が話す。

「超能力は基本、集中していなければ、発動は不可。まあ、例外は勿論いるけどな。君の超能力を彼に集中させた事により、他の事に集中が出来ていなかった。よって、オレ達の存在に気がつかなかったと言う事だ」

立っている女が話す。

「ねえ?真実を見る事が出来る能力と未来を予知出来る能力ってどっちが凄いの?まあ、ボクと考えている答えと同じじゃなかったら死なない程度に殺すケドね♪」

立っている男は呆れながら話す。

「桐生。矛盾しているぞ。まあ、冗談と言う事は知っているから問題は無い。後、校長と教頭、全ての先生の記憶を書き換えた。生徒の方は人数が多い為、一日では不可能と判断した」

叶多は話す。

「記憶を.....書き換えた?どう言う事?」

立っている男は話す。

「我々は、暗殺部隊。通称、アンノウンだ、以後宜しく。そして、君を保護しにきた……!抵抗等無意味。おとなしくしろ。……亡霊!」