複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.85 )
日時: 2016/01/06 16:08
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「桐生。未来予知では、花霞、いや亡霊は、この場で保護されるんだったな」

女は話す。

「ボクの能力。信じてないのかな?まあ、運命は絶対に変わらないからね。変えられるのは、運命を知っている者のみ……♪」

叶多は叫ぶ。

「助けて.....!和人!」


突如、窓ガラスが割れる。

マスクを付けた男が現れる。

「……やあ、コードネーム 『デスティ二ー』桐生 緋色。コードネーム  『フォールスメモリー』武藤 定信。コードネーム 『トゥルーリアル』川宮 真人」


一方……グラウンドでは。

「おい!窓ガラスが割れた場所って図書室じゃ……!」

俺は叫んだ。

途端に、和人が走り出す。


和人は図書室へ辿りつく。

叶多が、廊下で立っていた。

叶多は、和人に向かって走る。

「私と一緒に逃げて。和人」

和人は戸惑いながらも叶多と一緒に昇降口へ走った。

一方、図書室では。

桐生は話す。

「運命が……変わったの?」

川宮は話す。

「何、してくれてんのさ〜!おい、武藤、桐生。あの娘を捕まえろよぉ!」

武藤と桐生は廊下に出る。

川宮は二人がいなくなったのを、確認して窓ガラスを割った者に話す。

「マスクを付けても無駄だ。俺は全てを知っているんだから……」

マスクを付けた者は話す。

「お前に対して、結構かなり警戒しないとダメじゃん。

まあ、運命が変わっても、認識出来なきゃ変わる事すら気付けない。

似非を、時を超えて事前に知る事が出来る緋色ちゃんは凄いね。

ここで戦いたいかい?君は今、殺意の顔をした。

ろくでもないね。だから僕は君達の事が嫌いなんだよ。

すぐにでも、君は僕と闘うべきだ。そして、死ね」


川宮は、何を言っているのか理解出来なかった。

マスクを付けた者は話す。

「僕の能力は、発動された。つまり、君は僕の発言によって、ここで戦って死ぬ事しか許されない。僕は運命を変えた。でも、君は認識する事は不可。例え、真実を見ても、それは、僕が造った偽りの真実さ。……じゃあな。僕」

勝負は一瞬で決まった。

川宮は死んだ。

マスクを付けた者は呟く。

「さて、あのオカルトちゃんを教祖様の所へ持っていこう。ね!真央ちゃん」

図書室のドアが開かれ、そこには、神代 真央が立っていた。

「ええ、でも私は、まだやる事が残っている……」



一方、グラウンドでは。

「先生。図書室に、和人と叶多がいるんです!通してください」

先生は話す。

「ダメだ。あそこに、不審者がいるんだ。生徒をあそこに行かせる訳にはいかない!」





一体何が起きているんだよ……!