複雑・ファジー小説

Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.86 )
日時: 2016/01/06 18:36
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

叶多と和人は、学校を出た。

和人は話す。

「な、何があったんだよ!叶多?!」

叶多は話す。

「ごめんね......私、どうかしているよね」

突然、声が響く。

「あいつらは未だ、来ていないかぁ!遅いよぉ!」

声の主は、和人と叶多の目の前に現れた。

「見えるねぇ!真実がぁ!さあ、似て非なる花霞さんよぉ!君をぉ!瀕死にしてぃあげるよぉ!」

和人は叫ぶ。

「何だ、あいつは......?どうして、叶多の事知っているんだ?瀕死?何言っているんだ?.....似て非なる?」

声の主は、所持していた銃を叶多の方へ向ける。

叶多は話す。

「.....和人!逃げよう!」

声の主は銃を撃つ。

銃弾は、叶多の足目掛けて飛んでいる。

叶多は叫ぶ。

「障壁!」

能力の念力により、銃弾は防がれた。

二人の男女が声の主に近づく。

声の主は話す。

「武藤。どうしてぇ、桐生をおんぶしているんだぁ!馬鹿!お前らが早く来たら花霞を保護出来たかもしれないのによぉ!」

武藤は話す。

「川宮。騒ぐな。亡霊なら何時でも、殺せるだろう」

桐生は話す。

「ボクは、川宮の指示に従う気は無いよ♪ボクは警察のトップ以外イヌになるつもりは無いからね……♪」

川宮は話す。

「分かった、分かったよぉ!さーて、一旦、警視総監……様!の居る病院へ戻るかぁ!ご報告したい事もあるからなぁ……」





一方、俺と涼太は、強制的に帰宅を命じられた。

涼太は話す。

「何が起こっているんだ。叶多と和人は何処へ行ったんだ!」

俺は話す。

「警察が、何か捜査するみたいだが……。とりあえず、叶多と和人の家に行こう」

まずは和人の家へ向かった……。

どうやら、警察の方達が先に来ていたみたいで、親は思いつめていた表情をしていた。

そして、叶多の家へ……。

叶多の母親は話す。

「和人君と涼太君……?叶多って誰ですか?私には娘はいませんよ?和人君と涼太君は幼い頃から、近所付き合いはあるけど、今までずっと、娘がいると思っていたの?アッハハハハ!ご冗談を!……御用はそれだけですか?」

……どう言う事だ。何度説明しても、叶多を知らないと叶多の母親は良い張る。

俺達は、強制的に家を出された。叶多の説明が鬱陶しかったからだろう。

俺達は、叶多を知る人物に叶多について聞いた。しかし、答えは、全て同じだった。

……何故、母親達は嘘なんかついているんだ。いや、彼らは本当に叶多の事を知らないように見えた。

涼太は話す。

「……彼女が写っている写真はどこにも無い。つまり、何者かが、超能力を使い叶多をいない者にしようとしている。警察には、そんな権力を持っているはずは無い。となれば、超能力に溺れた強者のつもりでいる弱者。そんな感じがするな……まあ、目的は分からないが」


……何か、凄い考え方だな。涼太ってこんな奴だっけ。