複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.88 )
- 日時: 2016/01/07 15:16
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
俺達は、公園にいた。
立っていたのは、二人の少女と、マスクを付けた者だ。
マスクを付けた者は話す。
「うわ〜。本当に来るんだね。へえ〜意外に真央ちゃんの能力って役に立つね
ごめんね。ちょっと遠かったよね。ここから君達のいる所まで。
苦しかった?ねえ、苦しかったよね?
なら、楽にしてやるよ……」
俺達は、急に動く事が出来なくなった。身体が固まったように……。
一人の制服を着た少女が話す。
「朽葉は私に任せて。三國は、別の所へ運んで」
もう一人の少女と、マスクを着た者は三國を何処かへ運ぶ。
一人だけになった少女は話す。
「一応自己紹介。神代 真央です。そして……」
声色を変えて少女は話す。
「口から色んな音を出せる超能力者です」
その声は完全に叶多だった。つまり、俺達はまんまと、罠にハマったと言う事だ。
しかし、今思えば、随分分かりやすい罠だと言う事が分かる。……俺は馬鹿だ。大馬鹿だ。
少女は、注射を俺に向ける。
少女は説明する。
「これを打てば、自制心を無くし、超能力を強化する事が出来ます。それでは、早速……」
俺は、注射を打たれ……。
「うああああああああああああああああああ!!!何で……叶多は、和人を好きになっているんだ!!??」
「どうして、俺の事を……!好きになってくれないんだ!!どうしてだ!何でなんだよ!叶多!!!!」
途端に、地面が大きく歪む。
神代は倒れる。
神代は叫ぶ。
「さあ、朽葉のモノにならない、花霞は、いっそ消してしまえば良いのよ!!!殺すのよ!!!殺せ!!!!!!!そうすれば、白樺は私のモノになるんだから……!」
それを、遠くで見る三人がいる。
「朽葉の超能力は、追加されたね。触れた者はバランスを失い、歪むと言う超能力が……ねえ、ナナシちゃん」
ナナシと呼ばれた少女が話す。
「そうね。でも、私、まともな人間って初めて見る」
三國は話す。
「俺も一応人間だぞ……。と言うか、この冷静沈着キャラ、結構疲れるね。それじゃ……どうぞ、大事に運んでよ……。この身体、結構気に入っているんだから」