複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.93 )
- 日時: 2016/01/09 14:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「今日から、この施設がお前の家だ。花霞 叶多」
叶多は、黙って指示に従う。
「お前が能力を使用した場合、白樺 和人を殺す。我々には、それ程の権利があるんだ」
叶多は話す。
「これが、貴方たちの正義なの.....?」
叶多は、施設の中に入る。
施設の中には、大量の扉が並んでいた。
突如、声が聞こえる。
「我々には、秘められた可能性がある。その可能性を封じこむ貴様達は、この変わりゆく世界に順応出来ないぞ」
叶多に指示していた者が扉に向かって叫ぶ。
「大神!いい加減にしろよ……。ちょうど良い。花霞 叶多。お前もこの施設で余計な事はしない方が良い。さもなくば……」
叶多に指示していた者は、扉を開ける。
指示していた者は話す。
「扉を開けても、この施設で暮らしている奴が、外に出る事は無い。此処は、完全に監視されており、逃げようとすれば、ここに配備している戦闘用ロボット『ラサークル』が脱走者を応答無用で殺すプログラムを設計しているからな。こんな所にいても、死にたくないマヌケが大勢いるからな!そこの、大神みたいに!」
指示していた者は、突如、何者かのレーザービームで殺される。
「もう少し、扉の強度を考えるべきだったね」
大神の向かいにいる二人の男の内の一人が話した。
叶多は話す。
「貴方達は……誰?」
大神は話す。
「名も無き革新者だよ。さて、暗殺ロボットが起動する。君も来るか?この国の未来を変えるんだよ」
叶多は話す。
「私には、帰る所があるので.....後、この国、この世界も悪い所ばかりじゃないですよ?」
大神は呟く。
「ああ、そうだな。俺も正直、この世界に恨みは無い。だが、ある友と約束したんだ。この世界を変える約束を」
3体くらいのラサークルと呼ばれる軍事用ロボットが、大神と二人の男、そして花霞に向かう。
大神は叫ぶ。
「行くぞ!ブライアン君と星空君。それにしても、君は運が良いな……」
大神達は、何処かへ行った。
叶多も、その場から立ち去ろうとしたその時だった。
叫び声が聞こえる。
「叶多!!!!」