複雑・ファジー小説
- Re: 名も無き世界【オリキャラ募集中】 ( No.95 )
- 日時: 2016/01/11 11:19
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
外伝 希望無し兵器
「おい、H−3。お目覚めか?」
僕は目覚めた。
目の前の男が話す。
「やあ、僕の名前は、菱刈 東馬(ひしかり とうま)。君の製造者だよ」
僕は実験施設に連れて行かれた。
僕は、モニターが1つあるだげの部屋に監禁された。
モニターから映像が映し出される。
「やあ、君と会うのは二度目だね。菱刈 東馬だ。さて、H−3。君には、これから辛いであろう人体実験を行う。まあ、壊れても僕が治してあげるから問題ないよ。それでは、早速、実験!!」
僕は、様々な実験をさせられた。
肉体的から精神的まで、極限に追い込まれた。
僕は限界だった。
「助けてくれ……。誰か……!」
その様子を見ていた菱刈が話す。
「うむ、感情プログラムを入力したのは、間違いだったか。あ〜後、堕和宮 真人(だわみや まさと)の方はどうなっている?ちゃんと出来たか?」
その場にいた秘書らしき女性が話す。
「ええ、確率は低く人数は少ないですが、完成しました。堕和宮のクローンが……。オリジナルは、死なない程度に生かしてます。後、クローンの名前を決めて欲しいと政府から……」
菱刈が話す。
「へえ、何でクローンの名前を?堕和宮 真人で良くない?」
秘書が話す。
「苗字が珍しいので、平凡な名前が良いという指示ですので……」
菱刈が面倒くさそうに話す。
「川宮。川宮 真人。これで、文句無いでしょ」
突如、菱刈の元に人が数人走っていく。
走って来た一人が話す。
「申し上げます!!堕和宮のクローンの内の一人が……暴走しました!今、貴方の方に……!」
「肉の塊で出来た人形のくせに、よく走るね。
元気に走っちゃって。大人なのに、気持ち悪い。
ルールを管理している者が、ルールを破っちゃダメだよ……。子供でも分かるよ。
なあ?馬鹿なの?君達って?僕を造り出したのに?さあ、罪を償って死ね」
走って来た数人が、叫ぶ。
「逃げられない。逃げられないんだ……!ここから、逃げるには……罪を償って死ねば良い」
数人は、菱刈の目の前で自殺した。
菱刈は叫ぶ。
「お前の……いや、堕和宮の超能力は真実を見る事のはずだ!お前は今、何をしたんだ?」
クローンが話す。
「僕は、堕和宮じゃない。クローンでも、ちゃんとした一人の人間だ。僕の名前は、黒暗淵 蒙徒(やみわだ もうと)。
能力は、突然変異により、言った事が真実になると言う超能力だ。そして、僕は、ここにお前によって監禁されている実験台を救出しにきた」