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伍話「覚醒」

「母さん、なにいってんだよ。ムファンがそんな簡単に拐われるわけないよ。だって一流魔法使いに匹敵する実力者何だよ。」

「それが、相手は魔法無効化魔法の使い手だったらしくてねそれで相手が大人6人。村長さんも年のせいであと一歩というところで負けたそうよ。」

魔法無効化魔法....確か無属性の中でも上級レベルの技だったはずだ。
対象者の魔法を無効化させる...たしかそんな能力だったはずだ。でも、反動に自分もその間魔法が使えなくなるんだっけ..だから単体だとあまり強くない魔法だったはず。
しかし、それがパーティなどの大人数だと話は別だ。
他のメンバーでその無効にした魔法使いに攻撃すれば魔法無効化魔法の使い手はあまり負担がない。それ故にパーティを組む人なんかだと魔法無効化魔法の使い手は重宝されるらしい。
そして、ムファンは自慢の魔法を封印されなすすべもなく捕まった...
腹のそこから怒りが沸き出てくる。
子供相手にそんな卑劣な魔法を使い。その子供を捕られ、あげくのはてには老人をもいたぶる外道。
そんな奴ら....いきる価値等ない。今すぐ僕が葬ってやる。

「母さん、そいつらはどこに逃げた..？」

「確か西の森のはずよ！」

「わかった。すぐ準備する。」

僕は先日、長老からもらった真剣を手に取り西の森へと向かった。