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村長の家に戻り、神の子供たちのことを説明すると村長は顔が真っ青になり、震えた声で言った。

「う...わしは昔、奴等から冒険するための金を騙し取った事があるんじゃ、恐らく奴等にあったらかつらが壊されるじゃろう...」

何やってんだよ村長
心のなかでそう思いながら話を続ける。

「だから、俺はこれから母さんを奴等から助けるために旅に出ます。いつ戻ってくるかはわかりませんが、戻ってきたらグリンフの肉をお願いします。」

そういうとムファンが突然俺に抱きついてきた。

「え！？ムファン！？ちょ、な、なに！？」

「私も行く。そうしないとダメ」

「気持ちはわかるけど、危険だよ。だから俺一人でいく」

「何いってるのよ。私はベテラン魔法使いに匹敵する魔法使いよ。そんな奴等に負ける訳がないわ」

「で、でも...」

「いいじゃない、なんでダメなの？」

「だってムファンは女だよ。いくら優秀だからって女じゃ...」

「いいの！そんなハンデ、魔法で無くしてやるわ！」

「...そんな言うならお手上げさ。一緒に行こう。」

「やったー！」

ムファンと共に旅に出ることになる。自分の望んでた旅とは違うが、これが終われば自分が望む旅になるだろう。
だからまずは母さんを助けるんだ。