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『序章』
零話「天使族侵攻時代の日記」

＿とある遺跡から発掘された日記....そこには天使族侵攻時代の過酷さが記されていた


今、私は外を出るのが怖い。
あの「悪魔」がいるからだ。
天使族などと言うがあれは神話に出てくる神の下僕の天使に似たただの悪魔だ。
私は今も奴等の光魔法や弓で消えてなくなる妻と子の「助けて」「苦しい」「痛い」の声が耳に残っている。
昔でこそ名の馳せた剣士だったが、今ではただの役立たず、家族の仇討ちも出来ずに殺されるか弱い子羊、だとしても私は奴等を殺したい。
首と胴を引き裂き、奴等の肉を狼の餌にしたい。
だが、それは出来ない。奴等は光魔法がとても強い。
あの光で焼かれた目の前の人が一瞬で消え、影だけが残った。
それに弓の威力も高くかすっただけでも致命傷だ。
私はそんな理不尽な暴力によって全てを奪われた....
家族も友も恩師もなにもかも
私は奴等を殺したい
いやコロス
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
誰か助けてくれ.....