複雑・ファジー小説
- Re: 非日常の日常 ( No.3 )
- 日時: 2016/03/11 19:49
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
私はある場所に向け走っている。ある場所とは仲間がとらわれている場所だ。
いま私が走っているのは、魔界と呼ばれる場所にある、城につくように作られたトンネルだ。このトンネルは結構薄気味悪く、たまにモンスターが出る。そして追いかけられる。ずっとこれを繰り返している。もうたぶん一時間ぐらい走っていると思うんだ。うん。
ではまず、なんでこんなことになったのかざっくりとお話ししよう。
私は1ヶ月ぐらい前までは普通の女の子だった。勉強もそこそこできるし、運動神経も抜群にいいみたいな感じの子。日常は楽しかったし、そこそこ謳歌していた。
でも、1ヶ月ぐらい前にその日常から非日常に足を突っ込んでしまったのだ。それはある日のこと。私、柊 夢(ひいらぎ ゆめ)は春の日差しに逆らえず、公園で居眠りをしていた。そしたら、いきなり、爆音がして目が覚めた。こそにいたのは、見たこともない異形の物。モンスターだった。私は見なかったことにして居眠りを再開したのだけれど、魔界サイドの人に怒られた。確か「年頃の女の子がこんなとこで居眠りしてはいけません!!」とか、お母さんじみたこと言われて腹が立っておきた。
起きて、周りの状況を確認した。なんかすごい荒れようだった。
そんなところにあの、変なフリフリの服を着た魔法少女3人が来たのだ。そっからはなんかアニメを見てる感じだった。凄かった。でも、なんかピンチになって、私の方見て「助けて!」何て言う始末で、私は心底嫌な顔をして「嫌です!」と言ったが、私の意見は尊重されず、私は魔法少女にされてしまった。
でも私は結構弱い。ということが判明したので実力行使で殴って蹴って切った。とても運悪くその魔法少女たちを助けてしまった私は、非日常の住人となってしまったのだった。
これが魔法少女になったことで、本題はこれから。
また、ある日のこと。魔法少女になってしまった人たちで遊んでたときのこと。
私は弱いこともあり、結構下っ端にされているのだが、私がコンビニでみんなのジュースを買いに行っているときにモンスターが現れ、私が買い終わって皆のとこに行ったときはなんかピンチ! やばい! 負けちゃう! て感じだった。
あの3人さんは自分が強い。と自覚しているせいか、いい気になっていて通常の3分の1しか力を出せていない。彼女たちはその事に気づいていないが。だからすぐピンチになる。世話が焼ける。とても、めんどくさい。しかもお三人さんは選ばれし方というのに当てはまっており、保護対象だ。連れていかれるとまずい。私も一応は助けに行く。これは、義務だから。でも、負けた。負けてしまった。
そして、魔法少女3人、橘 美海(たちばな みか)、如月 心愛(きさらぎ ここあ)、井上 姫莉(いのうえ ひめり)は魔界サイドの人に連れていかれてしまったのだ。
だから私は助けに来てる。その日のうちに。失踪事件になるとまずいから。