複雑・ファジー小説
- 1時間 要人結社カンパニー ( No.1 )
- 日時: 2016/03/17 22:34
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: EwVeSaUz)
——要人結社。それは、国や警察ではどうすることもできない仕事を請け負う世界でも屈指の精鋭が揃う部隊。だが、これほどまでに認知されているのに対し、その全貌を人々は知らない。
最終手段として、「依頼ポスト」という神社の隣に寂しく建つ真っ赤なポストに藁にも縋る思いの人間は依頼金と依頼の文をそこへ投函する。
ただ、知っているのは仕事は必ずこなすこと、絶対に人は殺さない、必要以上の武力の行使をしないということだけであった——……。
1
「……お願いします。このままだと……死んだ孫が浮かばれません。……どうか……殺人鬼を捕まえてください……!」
静寂な闇が世界を包む。そろそろ春になるものの、流石に夜は肌寒い。そんな中、大きな鳥居の先に見える神社の隣に場違いな赤いポストが聳え立つ。60代後半ぐらいの老婆がゆっくりと鳥居を通る。
老婆は、悔しそうに、悲しそうに震えた手で茶色く細長い封筒をポストの中に入れる。一筋の涙を流し、手を合わせると一礼する。そしてまた、ゆっくりとポストに背を向け歩いて行った。
「やれやれ、後死ぬだけっていう婆さんにあんな思いさせるとは殺人鬼“やっこさん”なかなかの鬼畜だねぇ」
老婆が帰っていく姿を見届けながら20代後半の男は、ポストの鍵を開け、投函された依頼の封筒を手に取る。男は「いや、鬼か」と苦笑を浮かべながら封筒の便を破る。そこに、書かれていたのは先ほどの老婆の悲痛な願いと叫びであった。
「『巷を騒がせている殺人鬼をどうか捕まえて罪を償わせてください。奴は9人もの命を潰したばかりか、今年の4月に結婚が決まった我が孫娘の未来も、将来も奪った敵です。警察は、証拠がつかめないといって逮捕までほとんど進展しません。このまま時間が経てば、私どころか家族の心が崩壊してしまいます。どうか、犯人を捕まえてください』か。こいつぁかなりの悪党だ。どう転んでも、罪を償っても天国には行けねぇわな」
——俺もだが。
男はそう呟きながら、封筒を懐に詰め、彼もまた踵を返していった。そう。彼は要人結社、精鋭の1人。
彼は帰る。仲間のいる組織のところへ。そして、任務を遂行するために。
めぐろ区の人々が多く交差する、広い敷地内の真ん中に要人結社はあった。
男は迷うことなく、入り口である扉を開け、とある部屋に向かう。そこは、この組織のリーダーであり、社長である存在の部屋である。「社長室」と示された部屋にたどり着いた男はコンコンと、その扉をノックする。だが、返事がない。それに関わらず、男はそんな様子に慣れ切ったようにガチャリと扉を開ける。
そして、窓の前にある机で突っ伏している少女に男は「またか」と呆れたようにため息を付く。そして、耳元で呼びかける。
「社長」
「…………」
「起きてってば」
「…………」
「夜明(よあけ)!」
なかなか起きない少女に痺れを切らした男は大きな声で少女を呼ぶ。ビクッと肩を震わせて起き上がった少女——夜明はまだ眠たそうな目で男を訝し気に見る。
男は懐から封筒を取り出して、夜明に差し出す。
「依頼だ」
- (2) ( No.2 )
- 日時: 2016/03/18 16:38
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: EwVeSaUz)
ギリギリ肩に髪が触れていないショートヘアの茶髪に、透き通るような水色の目を持つ少女——夜明は目を擦る。そして、無言で20代後半の筋肉質で高い身長、無造作に肩ぐらいまで伸びた薄い金髪の男——虎功刀(こくと)が差し出した以来の封筒を無言で受け取る。
黙々と依頼の内容を読み、依頼金を仕舞うとやっと夜明はその小さい口を開いた。
「——……物騒な世の中になったモノじゃな……」
「いや、この小説初めての一言がそれでいいの? もっとかっこいいこと言った方がいいんじゃないの社長」
「私はありのままを読者に曝け出す。綺麗なところも汚いところも、こうや……ウゲホァァァァァァ!!」
「社長——っ!!」
今まであまり表情を変えなかった夜明が一変、いきなり口から血を吐いたのだ。慌てて虎功刀が机に置いてあったティッシュを沢山取ると、夜明の口元の血とその床に吐き散らかされた吐血を慣れた手つきで拭いた。
夜明は鬼のような精神力とは裏腹に超病弱であった。定期的に薬や点滴を採らないとこうやって血反吐を吐き散らかすことも珍しくない。よく、薬を飲み忘れる夜明を死なせないために自動的に薬を飲ませる係は虎功刀になっていた。
拭き終わると虎功刀は呆れながら懐から薬が入っていると思わしき紙包みを出した。
「ちょ……アンタまさかまた時間通りに薬飲んでなかったろ。深夜まで起きてるときは点滴得ってるか2時間に1回は薬飲めっていっただろうがアホンダラァ」
「命の危険を感じた」
「そりゃ感じるだろうよ」
夜明は机の引き出しから水筒を取り出すと、カプセル式の薬を飲んだ。ホット一息ついた夜明。
すると、夜明の部屋の扉から誰の許可なく、ノックせず部屋が開いた。
「うるさいなー。さっきの声からするとまた夜明、血を吐いたんだろ?」
「流石月雲(つくも)。正解」
目を擦りながらフラフラとした足取りで長い黒髪を一本に結んだ美青年——月雲(つくも)が入ってくる。この様子だと、彼もまた数分前の夜明と同様仮眠、あるいは眠っていたのだろう。深夜の1時だから仕方がないのだが。
年齢は夜明と大体同い年ぐらいに見受けられる。今まで眠たそうにしていた月雲は夜明の持っていた封筒を見ると楽しいものを発見したかのように一気に目を輝かせる。
「おっ。それってもしかして仕事? 依頼?」
「依頼で仕事。お婆さんの孫娘が今まで9人殺した殺人鬼に殺されたから捕まえてほしいって」
「久しぶりだなぁ。こういう血が騒ぐ仕事」
「遊びじゃないんだぜ、隊長」
素早く月雲が夜明に駆け寄った。流れるような動作で夜明は彼に依頼の封筒を渡す。そして簡単に内容を説明した。大方理解した月雲は「へぇ〜」と簡易な返事を返した。依頼そのものが真剣な内容だが、どこか楽しそうな月雲に虎功刀は呆れたようにため息を付く。
そして釘を刺すように自分の上司に苦言を呈した。
「ニュースでチラッと見たけど、この殺人鬼深夜に徘徊して遭遇してる人を誰彼構わず殺してるってよ」
「じゃあ今じゃん。行こうよ」
「ピクニック感覚で言いますな月雲よ……」
外を眺めながら夜明は言う。外は真っ暗闇だった。そして、虎功刀の方を向いた。
「そういえば非番の奴らは?」
「非番は俺たちだけだ社長」
「まじか……」
どこか崖から突き落とされたような表情を浮かべる夜明。そしてこういうことだけ仕事が早い月雲に思い切り背中を押されて外へ出されてしまった。
- Re: 名前のない怪物 ( No.3 )
- 日時: 2016/03/18 17:52
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: EwVeSaUz)
「それにしても殺人鬼ってどんな奴なんだろうね?」
「俺もちょいと物騒なもんで調べてみたんだがな。たまたま遠目で見かけた目撃者によるとウネウネとタコみたいに手が生えてると思った瞬間に目の前を歩いてた人間に襲い掛かったんだと」
ジョギング感覚で深夜のめぐろ区を走る月雲と虎功刀。ニコニコと笑みを浮かべる隊長に虎功刀はざっくりと説明する。月雲はこういう戦闘にかかわる仕事になると一気に目を輝かせるのだ。
そして興奮しすぎてやらかしてしまうことも多々ある。それを危惧した虎功刀は内心不安でたまらなかった。
どうしようか……。と月雲が何かやらかさないように思考を巡らせていると、虎功刀を悩ませている張本人が当たりをきょろきょろと見渡していた。それを不思議に思った虎功刀は月雲に問う。
「どうした? 隊長」
「あのさ、さっきから夜明がいないんだけど」
「社長——っ!!」
チーン。と擬音語が聞こえてきそうだ。月雲の言葉にハッと我を取り戻した虎功刀は夜明に駆け寄る。暗闇であまりわからなかったが、彼女は2人の後方10メートルぐらいの道路のアスファルトに突っ伏していた。
急いで2人は夜明に駆け寄る。そして虎功刀が夜明を背負う。夜明は意識はあったものの、若干口から血を出していた。
「お前さんらよ。走るの速過ぎなんだよ……。こちとら20分間全力で走ってるんだぞ」
「しまった。夜中だから若干頭の回転が鈍くなってた。悪い社長、だけどいつも血を吐く割りには全速力プラス俺たちに楽々ついてこれるその体力は全病人から尊敬されるぜ」
「そうかよ」
不毛な会話を繰り広げながら、3人は殺人鬼捜索を再開した。虎功刀は罪滅ぼしの代わりに社長をおぶり、月雲は周囲を見渡している。
「いやぁぁぁっ」
「悲鳴だ」
近くから女性の悲鳴が響き渡る。すぐにその声を感知した3人はお互い頷き合い、その場へと向かった。
走ってその場へ向かうとそこは、公園だった。
2
「これで記念すべき10人目……。女、お前にはその記念すべき10人目になってもらう。喜べ」
「だ……誰か……」
ズル……。と20代前半ぐらいの女性は力なく座り込む。スーツ姿からして、きっと仕事帰りか飲み会の帰りだったのだろう。そんな中でこの目の前にいる——見た目は人間のような体をしているものの、皮膚は赤く、鋭利な刃のような多数の触手を蠢かせる“異星人”、そして今回の以来の標的となっている殺人鬼に遭遇してしまったのだ。運が悪いとしか言いようがない。
殺人鬼は不気味な笑みを浮かべ、女性にゆっくりと歩み寄る。力を抜かしてしまった女性は首を左右に振ることしかできなかった。
「——……死ね」
そう冷たく殺人鬼は言い放つ。そして1本の触手を女性に振りかざす。女性は目を強く瞑った。
「……?」
だが、痛みは暫くたってもやってこない。恐る恐る目を開けると、目の前には月雲と虎功刀が立っていた。
「へぇ〜。これが9人を殺した凶器かぁ。でも残念。俺を楽しませるには全然だめだ」
「な……んだと!? 俺の武器は真剣でも壊せない代物だぞ……!?」
「それ、思い違いだったんじゃないの?」
少し残念そうに月雲は言うと、女性に振りかざされていたはずの触手を引き千切り、握力で砕いた。
その間に虎功刀は女性を立たせると、逃げるように促した。女性は上ずった声で礼を言いながら素早くその場から去っていった。
ゴキリ、と虎功刀は腕を鳴らすと、不敵な笑みを浮かべた。
「さあ、仕事を始めるか」
- (4) ( No.4 )
- 日時: 2016/03/18 20:15
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: EwVeSaUz)
「ねぇ、虎功刀。此奴俺が戦いたいんだけど」
「さっきまで『全然つまんない』とか抜かしてただろアホンダラ。それにこれは遊びじゃないんだぜ隊長」
「というわけで殺人鬼"きみ"は捕まってもらうよ」
月雲は虎功刀の言うことを20%ぐらいしか聞いていなかった。「ねえ、聞いてる!?」という虎功刀の言葉を無視しながら月雲は相変わらずの微笑を浮かべたまま殺人鬼に言う。
触手の1本を潰されたため、しばらく呆然と立ち尽くしていた殺人鬼だったが、しばらくするとニィと笑みを浮かべた。
「……お前ら、まさかとは思ったが……"要人結社"だな?」
「わかってんじゃねえか。……降参するか?」
「馬鹿にされたものだな。いくらお前らがあの有名な要人結社とて、俺が降参するわけがないだろう。今、結論することはただ1つ。……お前らを殺して俺は永遠に我等"異星人"より格下の存在の人間を永遠に玩具にするのさ」
「……趣味の悪い野郎だ」
ベロリと殺人鬼は刃の付いた触手を舐める。刃に唾液が付着し、街灯がそれを反射する。……どうやら殺人鬼は退く気も降参する気もないようだ。
それに加えて先ほどの下種のような言葉。虎功刀は心底軽蔑するような引き攣った笑みで殺人鬼を見据える。
ソッと虎功刀の前に月雲が出た。ビッと人差し指を立て、
「じゃあいつも通りに行こうよ虎功刀。お前が援護で俺はアイツを叩き潰すよ」
「わーったよ、"いつも通り"な」
「いつももクソもない。お前らはここで……」
——……ベチャッ。
殺人鬼が更に触手を増価させた瞬間だった。一瞬にも満たない時間に、彼の触手は一気に10本地に叩き付けられていた。
思わず、殺人鬼の背筋は凍り、無自覚のうちに冷や汗が一滴流れていた。彼が発した言葉はただ1つ。
「な、んじゃこりゃああああああああっ!?」
「『なんじゃこりゃあ』ってどっかのドラマみてーなこと言うなよ。著作権侵害で訴えられるぜ。ただでさえお前さんは大量殺人の罪があるのによ」
「がはっ!」
殺人鬼が動揺している隙に虎功刀は奴の懐に入る。そして強烈な拳の一撃を殺人鬼に叩き込む。その衝撃は凄まじく、軽々と殺人鬼を上空5メートルまで浮かばせた。
待ってましたと言わんばかりに上空から月雲が踵落としを決める。地に罅を入れ、頭をめり込ませる。
——殺人鬼は一方的な袋叩きにあっていた。
地に埋まった殺人鬼はピクリとも動かなくなった。その様子を見て心底残念そうに月雲はため息を付いた。
「なーんだ。俺たちに一撃も入れられないだなんて期待しすぎたよ。殺したって言っても所詮アマチュアかぁ」
「仕事にアマチュアもクソもねーよ、隊長。楽に済んだならそれで万々歳じゃねぇか。——さて、終わりだ」
虎功刀は懐から鎖を取り出す。これで殺人鬼を縛り上げ、警察へ送りつけるのだろう。鎖を殺人鬼に巻き付けようとした時だった——……。
「……っ」
ズバッと虎功刀の服が裂かれた。いや、直前に彼がさっきを感知し避けたため、怪我をせずに済んだというのが正しい話だ。
だがおかしい。先ほど袋叩きにしたはずだ。そう思い2人が振り向くと——……そこには、先ほどの殺人鬼の5倍ほどの大きさの生命体が存在した。
「ぬかったなぁ要人結社ぁ! 俺はな、タコ型の異星人! 脱皮して大きくなるんだよぉ! そして触手も攻撃力も倍増する!!」
声音から、かなり激昂しているのが理解できる。いまさら何を話しても通用しそうにない状態だった。ウネウネと触手が蠢く。
「それにしても驚いたぜ! その異常な身体能力と馬鹿力。まさか俺と同じ異星人でかの有名な戦闘3部族の1つ"涯亞"(がいあ)だったとは! 道理で俺をここまで追い詰めるはずだぜ! ……だがもう終わりだ死ね!!」
涯亞。それは、異星人の中でも有名な戦闘民族の1つだ。だが、その3つの部族は希少さ、そして裏取引で行われている人身売買のために絶滅寸前とまで言われている。
——ギュパッと無数の鋭い触手が月雲と虎功刀に襲い掛かる。触手は100本、いや、それ以上ある。流石にこれはいくら歴戦の2人で、しかも有名な戦闘民族であろうとこれをすべて避けきるのは難しい話だろう。
しかし、2人は全て終わりきった、という表情を浮かべていた。
「うん、終わりだよ。——……君のね」
残酷な笑みで月雲は言い放つ。
その瞬間、殺人鬼の背後から一閃の光が照らす。2人はバッと下へ伏せる。
「な、何だ……!?」
殺人鬼がそう呟いた瞬間。
——ドガン、と轟音が公園内に響き渡った。その音は、殺人鬼のすべての触手を消滅させたのと同時に彼を一気に戦闘不能に陥れた。自分を狙撃したのは狙撃銃。だが、その威力は爆撃に等しい威力だった。何よりも殺人鬼を驚愕させたのは狙撃する距離。距離は300メートルも離れていた。
「……言っただろ?俺たちは『いつも通り』にやるって。背後からずっとお前を潰そうと狙ってたうちの【社長】に気が付けなかったのがお前の敗因だよ」
「ち……くしょう……っ」
月雲の言葉とともに殺人鬼は背後を振り返る。そこには、漆黒の狙撃銃を片手に持った女——夜明の姿。そして、彼女の一発の蹴りによって今度こそ、殺人鬼は敗北を喫した。
「さぁ、帰ろう社員たち」
3
「……ありがとうございました……。これで……死んだ孫娘や私らも救われます……」
その次の日の朝。殺人鬼は無事、警察へ送り届けられ早朝のすべてのニュースや新聞に「殺人鬼異星人、ついに捕まる」という見出しで映っていた。それを見た老婆は昨日の夜とは打って変わって一安心したような涙を流しながら、ポストに一礼する。
その様子を見た虎功刀は苦虫を潰したような表情で老婆を見ていた。
「いくら、殺人鬼が捕まろうとも9人の命は帰ってこない。でも、殺人鬼は牢屋の中とはいえ、伸び伸びと生きている。皮肉な話だ」
「それに犯人が異星人だってわかったらただでさえ俺ら善良な異星人の居心地が悪くなるしね。迷惑な話だよ」
「人間も異星人も同じさね。良いやつも悪いやつもいるだけの話」
帰っていく老婆を見送りながら夜明は心底退屈そうに空を見上げた。そんな彼女を見て月雲は一瞬面くらったような表情を浮かべ、夜明の肩に思い切り突撃した。
「でもまあ夜明みたいな面白いやつは銀河中探してもいないだろうけどね」
「そうかよ」
「隊長の褒め言葉だぜ、社長」
クツクツと笑う2人に夜明は肩を落とす。
「あと言い忘れたけど月雲と虎功刀はどう頑張っても"善良"じゃないからね」
——それは、めぐろ区を陰から守護する組織のお話し。
依頼は、手紙でも電話でもお待ちしております。お金を入れて、お気軽にどうぞ——……。
※
ようやく1話が終わりました。
さらにひどい文面がさらにひどくなると思います。下ネタもパロディも結構あると思います。超ギリギリな小説になりそうです。だからと言って荒らしはやめて下さると光栄です。
こんな小説、見てる人なんてあまりいないでしょうけど、見てくれた方に盛大な感謝を。