複雑・ファジー小説
- Re: 不老不死は、眠れない。 ( No.11 )
- 日時: 2016/05/07 22:01
- 名前: 波坂@携帯 (ID: aBTAkqDJ)
メイドLOVE&さん返信ありがとうございます。
私はいろり推しですから。
続きです。
風を切り、エンジンの音を、響かせる、車が前を、横切った。
風が吹き、私の頬を、打ち付ける。
松葉杖を、付きながら、私は街の外れに来ていた。
何故私は、河川敷に、いるのだろう。分かりはしないが、まあいいか。そう考えて、ふと見つける。
視線の先には、屋台が一つ。気晴らしに、あそこで飲んで、帰ろうか。私は考えがまとまる時には、動いていた。
屋台の付近に近づくと、既に客が、一人いた。私は椅子の端に、腰を下ろした。
「こんにゃくと卵下さい」
横の客が、亭主に注文した様だ。何となく私は横を見る。
そしてーーーー驚愕した。なぜならば、横にいるのは有名人。しかもそこらのタレントよりも、数倍以上は有名だ。
そこにいたのはーーーー噂の超人、伏見茨だったのだ。
「すいません。伏見茨さんで合ってますか?」
え?嘘?まだマスコミいたの?この横にいるおっさん、まさかメディア関係者の方ですか?しまった。もういないものかと思っていたが……仕方ない、埋めるか。
いや馬鹿だろ俺。埋めるって何だよ埋めるって。早すぎた埋葬で復活しちまうだろ。そうなったら台風でカードを破壊すればいいか。真面目に考えろ俺。
「それがなにか?」
結局正直に白状してしまったぜ!今日の俺馬鹿過ぎるな。酔ってんのか?酔ってるな。酒これでも強くなった方なんだけどな。
おっさん。頼むから俺を解放してくれ、お前の嫌いなやつを埋めてやるから、早すぎた埋葬どころかリビングデッドでも復活できない位に埋めてやるから。
あれ?つかこのおっさんどっかで見た様な……。頭が酒で全く回らん。
「伏見さん」
急に真面目な音色で言われても、そんな告白みたいな感じで言われても俺困っちゃう訳なんだが。止めて欲しいって訳なんだが。このネタ知ってる人超少ないから止めろって訳なんだが。
まあ俺の訳だ訳だの三段活用はそこら辺に投げとこう。
「ありがとうございました」
え?何で俺礼を言われてんの?訳わかんない。
「え?」
声にも出てたよ。つーかほんとどういう事だ?