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「うっ…うぎゃぁぁぁ！」

おや？人喰い妖怪の様子が？進化しねーよ。ポケモンか。
しかし急にのたうち回り出した妖怪少女は頭を抱えて叫び声を上げている。ラリった？まさか俺のすねでラリった？嘘だろ？いやあるわけ無いだろ。
いやー、人気の少ない場所で良かったわー。こんなもん公衆の面前だったら俺が嫌でも目立っちまう。
え？マスコミ？知るかよんなもん。一年もしたらあいつらも飽きて俺から離れたよ。いやー、すっきりした。てか知るかよって言った後に説明する俺って何なんだよ。

「お、お前……何を喰わせた？何者だ？」

おい、誤字ってるぞ。喰わせたじゃなくてお前が喰ったんだろうが。

「さっさと答えろ！……グッ」

いや、普通に人体喰ったんだろうが。大体急に人に壁ドンしてきやがって。俺じゃなきゃどうなってたかわかってんのかおい。いや、別に俺にしていいって訳じゃないぞ？俺マゾヒスト君じゃないから。

「通りすがりのトムウィルソンだ」

「……嘘だッ。お前は人間じゃない……人間の味じゃない」

トムウィルソン=人間の方程式が成り立つとか凄い柔軟な頭してんなこいつ。

「はぁ？いやまあ確かに不通の人間とは違ぇけど？人間に味なんてあんのか？」

「お前はドブの中のネズミを煮詰めたスープの風味と腐った肉をすり潰した味がする」

ひどくね？流石にドブネズミはひでぇわ。いや腐った肉もひでぇわ。ゾンビーフか。

「答えろ！お前は何者だ！」

「不老不死ですが何か」




「は？」

「いや不老不死ですけど？」

「それって？」

「死なない、老いない、終わらない、アーユーオーケー？」

「お前の英語力が皆無という事しか分からない」

英語って難しい！