複雑・ファジー小説

Re: 不老不死は、眠れない。 ( No.19 )
日時: 2016/06/19 19:42
名前: 波坂@携帯 (ID: PtJSydhi)

英語力皆無で悪かったな。俺なんてビードウシとかいう基本の奴すらしらねーよ。べ、別に勉強したことなんて無いんだからねっ!あ、これガチな。

「つーかよ、お前体調悪いんじゃなかったのか?」

「あ」

え?まさかさっきの俺の英語で吹っ飛んだ?ふっ。どうよこの英語力。俺の英語を持ってすれば人の体調など簡単に治せるのだよ!これ後々思い出して死にたくなる奴だ。死ねないけど。

「つーかお前」

「な、何だ化け物」

えぇ……俺妖怪から化け物呼ばわりされたよ。嫌だよ。てか俺が妖怪になったら何になるんだよ。砂掛け爺とか嫌だぞ。イメージ的にハゲだし。
ハッ!妖怪と言えば!

「ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデルヨーカイデルケンデラレンケン」

「おい、頭おかしいのか化け物」

何ぃっ……こいつ妖怪時計を知らないのか……全く、これだから最近の……てコイツ妖怪だからもっと歳食ってるか。

「お前何歳だ?少なくとも30はいってるだろ」

「……47だ。お前、妖怪がわかるのか?」

「昔西洋妖怪の友人がいてな」

「お前……友達いないのか?」

友達?いたけど死んだよ。いやだって寿命って壁があるわけで………俺、一生ぼっち?ヤバい、なんか泣けてきた。

「お、おい泣くなよ」

オロオロする妖怪。てかコイツ何妖怪だ?人喰いってのはわかるが……?

「お前種は何だ?天狗って訳でも無いだろ。鬼?の割には緊急時に角が無かったし……」

「や、山姥だぞ」

ヤマンバって言うとあれか、人を喰う事で有名な奴だな。でもいい奴もいる。金太郎もヤマンバが育てたらしいしな。

「ふぅん……ヤマンバねぇ……おっともう遅いな。今日もう帰るわ。明日から噛み付くんじゃねぇぞ」