複雑・ファジー小説
- 第一章 「世界の旅人さん」 ( No.13 )
- 日時: 2016/04/11 18:00
- 名前: 花月 (ID: WGarmeYs)
第7話
翌朝
僕は不思議と、自然に目が覚めた。
すっごくいい天気。
シエル「あ〜 昨日は楽しかったな〜」
軽く伸びをして、時計を見た。
まだ午前5時20分。 早過ぎという程早かった。
今日も休日。 正直ヴォアに会いたいけど、流石に連続はうざいと思われるかもしれないから、やめておこう。
僕は練習場へ行って、片手剣やマシンガンの練習をしていた。
しばらく経って、周りにもちょこちょこと人が増えてきた時、
エトワール「シエル先輩! あの、お客さんです! なんか、すごい慌ててましたよ」
シエル「お客さん?わかった。 ありがとう!」
僕は走って練習場から出て、昇降口に行った。
シエル「あれ? ヴォア!どうしたの?」
ヴォア「…はぁ……はぁ……」
シエル「ヴォア、もしかして、走ってきたの? すっごい息荒いよ!?」
僕は慌ててヴォアの腕を掴んだ。 すっごく苦しそう…
ヴォア「…はぁ……シエル…!」
シエル「!?」
ヴォアがいきなり僕のジャケットを掴んだ。
ヴォア「もうすぐ… マモノが異世界まで行っちゃう…… 予言者が言ってた…」
シエル「えぇ!? 予言者って、あの空からの!?」
ヴォア「………」(コクッ)
予言者。 名前は無い。 ただ、空から聞こえるその予言は、今までに外れた事は無い。
どうしよう…このままじゃ……でも、異世界なんて、まだ僕たちの歳じゃ行けないし…
シエル「ど、どうしよう!?」
ヴォア「…大人に頼めないの? 自衛隊でしょ?」
シエル「うぅ…そうはいっても…疑われるし…」
ヴォア「……」
シエル「とりあえず、落ち着いて、僕も教官に話しておくから」
ヴォア「………」
とりあえず今日のところは帰った。
そして、この事を教官に話した。
教官「そうか…にわかに信じがたいが、あの予言となると、 異世界も危険だな」
シエル「はい。 あの、なんとかなりませんか? お願いします!」
教官「ああ。後で組織長にも伝えておく。 ありがとう。 その生徒にも、そう伝えてくれ」
シエル「はい! お願いします!!」
よかった。信じてくれた。
僕は安心する。でも、あの悲劇がまた起こるのも時間の問題。 僕も何か手伝えるかな。
その頃、ヴォアは、
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ヴォア「…はぁ……はぁ………」
駅から走って帰ってきた。
早く…早く知らせなければ。
私はフラフラになりながら、学院長室に向かう。
着いた。
でも、中から声が聞こえる。 誰かいるのだろうか。
息が整うのを待ちながら、私はドアの前に立つ。
学院長「ヴォアには両親の記憶などないわ。 今は試験期間中ですし、そんなことを言って、あの子の邪魔をしたくはありません」
教官「ですが学院長! あのまま真実を隠すおつもりですか!? そんなの、ヴォアが可哀想です!」
学院長「ええ、それは勿論わかっております。 ですが、あの子は優秀な生徒でもあるのです。 せめて、試験が終わった時に話しましょう」
教官「もう…知りませんから!!」
教官がドアを開けた時、私と目が合った。
教官は慌てだした。
教官「ヴ、ヴォア!? なぜここにいるのです!?」
ヴォア「教官…私は…」
学院長「ヴォア……」
もうわかった。 何の事で揉め事をしていたのか。
学院長「聞かれてしまいましたか…」
ヴォア「学院長…」
私の家族のお話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第7話 ENDーーーーーーーー
あ、シエル視点のつもりがヴォア視点も入れちゃった。
エヘッ(´∀`)
ヴォアの両親の事…
何にもネタが思いつかん(泣)
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
どおおぉぉぉぉぉぉしよょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
↑うっせぇ
次回予告↓↓↓↓
ーーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーーー
ついに、学院長の秘密を聞いてしまったヴォア。
そして、全てを受け入れるシエル。
次回、第一章完結!!
かもしれない!!!
次回もお楽しみに!
感想まだ