複雑・ファジー小説
- 舞台裏 その2 ( No.22 )
- 日時: 2016/05/01 05:34
- 名前: 花月 (ID: gb7KZDbf)
舞台裏 その1 後編
前回のあらすじ
みんなが見つけたのは、とても美味しそうなコーンポタージュと彩りサラダ! でも作った張本人が不明!? そして、男子軍の意見で、台所にカメラを設置する事になりました。
そして、カメラを設置してから数日後…
シエル「何が映ってるかな? 何が映ってるかな? わくわく!」
マイカ「これで作った本人がわかるんやなぁ〜 楽しみやわぁ〜」
ユエトゥゥ「ねーまだ〜?」
ポレミステース「ちょっと待ってください。 ただ今準備中です」
台所のカメラの映像を確認する日が来た!
のだが、なかなか準備に手間取っていて、完了するまで3時間かかっていた。
花月「ぃよし! みんなー、準備できたよーってえぇーーー!?」
クオーレ「あ… やっとか…」(寝てた)
シエル「うー… 待ちくたびれて寝ちゃったよ…」(こちらも寝てた)
リベルタ「まさかこんなに時間がかかるとはね…」(こいつも寝てた)
エトワール「あ、そろそろですか…」(寝かけてた)
ヴォア「…………」(おめめぱっちり)
ちょっと、ほとんどの方が寝ちゃってたんですけどー
1人めちゃくちゃ無表情なんですけどー
クオーレ「ナレーション、二言目は今に始まったことじゃねぇぞ」
シエル「そうだね…;」
マイカ「ユエトゥゥは〜ん、準備できたで〜。 ユエトゥゥは〜ん」
ポレミステース「起きませんね…」
ユエトゥゥ「スー………スー………」(爆睡)
あらら;ユエトゥゥが爆睡しちゃってるよ;
おや? ヴォアの様子が変だぞ?
ヴォア「………」(何かに集中)
シエル「あれ? ヴォアさっきまで闇人形抱えてたっけ?」
エトワール「何か理由があるんですかね?」
ユエトゥゥ「う……!うぅ…!」
マイカ「ユエトゥゥはん!? どないしたん!?」
ユエトゥゥ「うわ…!あっ……!」
クオーレ「悪夢でも見てるんだろ。 でもまぁ、心配なら起こしてやったらどうだ?」
いただきました! クオーレ兄さんのちょっとした優しさいただきました!
クオーレ「うっせぇそこ突くなナレーション(ピキピキ)」
ゴメンナサーイ(棒)
リベルタ「まぁまぁ二人共、ケンカはダメだよ?」
ユエトゥゥ「…はっ!! あ〜ビックリした!」
シエル「あ、起きた」
エトワール「大丈夫でしたか!? すっごくうなってましたよ!?」
ヴォア「所詮夢でしょ…」
ヴォアは呆れ顔。
ユエトゥゥ「『所詮夢でしょ』じゃないよ! やめてよーそういうイタズラ! 寿命縮むよホント!!(怒)」
ヴォア「………」(目をそらす)
どうやら悪夢の犯人はヴォアらしいです。 割とイタズラ好きなの?
花月「はいはーいみなさーん! そろそろ始まるよー!」
いざ、確認!!!(ドォン!)
全員「………」(映像に集中)
映像は午後2時25分。 シエルとユエトゥゥが来る20分前だ。
ポレミステース「…? あっ!」
クオーレ「はぁ…!?」
シエル「えぇ!?」
ヴォア「…!?」
リベルタ「…へぇ」
マイカ「…うわぁ〜」
ユエトゥゥ「…おお〜!」
エトワール「…うわぁ…」
花月「…はれ!?」
全員一斉に声をあげた。 なんと映像には…
ヴォアの人形達全属性オールスターズがなにやらキッチン器具を出していた!
それがもうちっちゃいからその人形達が可愛いこと可愛いこと。
シエル「え、ヴォア、この時何してたの?」
ヴォア「…寝てた」
クオーレ「昼寝かよ…」
ユエトゥゥ「その時にこっそり抜け出して、料理作ってたんだ!」
エトワール「でも…なぜ人形さん達は、料理を作ってたんですかね?」
花月「うーん…」
人形達「………!;」(おどおど)
全員「……………」(人形達をガン見)
光人形「……!!」(ヴォアに魔法で何か伝えているらしい)
ヴォア「…うん」
マイカ「何かわかったん?」
ヴォア「…私に…お礼の気持ちだって…」
シエル「え!?」
なんと、料理を作っていた理由は、毎日大切に使ってくれる、ヴォアへの感謝だった! いい子達だな〜
光人形「…………!」(ヴォアに魔法でry)
ヴォア「…………」
ポレミステース「今度は何と?」
ヴォア「ずっと…昔から使ってくれて…ありがとうって…」
ユエトゥゥ「感動の空気だね」
クオーレ「それ言うのか…」
リベルタ「まぁいいんじゃない? 料理の作った張本人は、あの人形達だったって事で」
人形達「………」(ヴォアを見つめてる)
ヴォア「……ふふ」(ちょっと微笑む)
シエル「あ! 今ヴォア笑った! 笑ったよね!?」
ユエトゥゥ「え!? 笑ったの!? あれが!?」
エトワール「全然…気づきませんでした。 ヴォアさんも笑う時はあるんですね」
クオーレ「そりゃ誰でもあるだろ」
マイカ「ほんまに笑ったん!? うちにも見せてや!」
ポレミステース「そういえば、ヴォア様が笑った所、私は見た事ありませんね… どんな感じですかね…」
リベルタ「きっと、いつもより倍可愛いんだと思うよ? ボクも見たことないけど」
花月「笑ったんだ…わかんなかったなぁ…」
ヴォア「…う……うるさい…/////」
揃いも揃ってヴォアの笑顔を珍しがる&見たがる修羅場でヴォアが怒になりましたw
可愛いよ!(`・ω・´)b グッ
今回はここまで!
美味しそうなお料理事件 END
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