複雑・ファジー小説
- 第2章 「なくさないように」 ( No.23 )
- 日時: 2016/05/03 15:54
- 名前: 花月 (ID: gb7KZDbf)
第3話
シエル「あー! これなんか見たことあるよ! 全然倒れないんだよね!」
エトワール「えっと…雑貨屋さんですか。 お洒落なお店ですね」
ヴォア「………」(キョロキョロ)
私たちは今、商店街を歩いている。 そこはとても混んでて、ある店では中が見えないくらい混んでいた。 この世界の物は、私たちの世界と明らかに違う。
シエル「しっかしすっごく混んでるなー。毎日お店の人も大変なんだなー」
エトワール「そうですね。 特にあのお店、店員さん5人しかいないのに、あんなに働いてますね。 ちょっと感心します」
シエル「あ! ねぇねぇ、路地裏があるよ! ちょっと行ってみようよ!!」
エトワール「え、大丈夫…ですかね……?」
シエル「だーいじょーぶ!! 僕たちは自衛隊と魔法使いだよ?なめられたりしないって!」
エトワール「あ、そうですね…! ちょ、ちょっとだけですよ?」
シエル「もーエトワール、そんなに心配しなくていいって! ヴォア、こっち行こう!」
ヴォア「……うん」
シエルの単なる好奇心で、私たちは路地裏に入る事になった。 エトワールもなんだか緊張した目になっている。
シエル「うわぁー!狭い!」
エトワール「ぼく、路地裏初めてなんですよ… 誰か来ないかな…」
シエル「あ、そういえばエトワールの両親って結構心配性なんだよね。 路地裏行くの、止められてたの?」
エトワール「はい。 子供は危ないから、路地裏には行っちゃダメだって幼い頃から言われてましたね。 元気かな……」
ヴォア「……?」(何かに気づいた)
エトワール「あ!あの、ぼく、マモノの大量発生の原因、わかったと思うんです!」
シエル「え!? もう!?」
エトワール「はい。ぼくのお父さんによると、『世界の真ん中』という世界があって、そこからマモノが全世界に送られてくるんだと言ってました!」
シエル「…ん? ねぇ、もしかしてさ、エトワールのお父さんって…」
エトワール「あ、はい。物理現象学者です。 とっても有能な」
シエル「………」(唖然)
ヴォア「………」(ちょっと驚き)
エトワール「…あれ? えっと、ぼく、変なこと言いました?」
シエル「え? あ、いや、全然! すごいね!エトワールのお父さん!今度会ってみたいな〜」
エトワール「え、そ、そうですか? あ、ありがとうございます…///(照)」
…?
何だろう。この匂い。 嫌な予感がする…
ヴォア「……!!!」(警戒度MAX)
シエル「ん? ヴォア、どうしたの?」
ヴォア「変な匂い…する…」
エトワール「あ、言われてみればそうですね」
シエル「うぅ…だんだんきつくなってない? …頭痛くなってきた……」
ヴォア「……う…」
エトワール「あ…頭痛が…うぅ…」
シエル「みんな…」
そしてその直後、急激に匂いの威力は増し、激しい頭痛で倒れてしまった。
なんなの。これ。
少女「♪♪♪ …ってうわぁ!?え、どないしたん!? 大丈夫かいな!? えっと…こういう時は…何やったっけ!?」
最後に女の子の声が聞こえた。変な口調だった。
ヴォア「……?」
私は目を覚ました。 目の前には薄黄色い天井があった。
しばらく状況を整理しようと、そのままボーっとしてたら、急に甲高い声が聞こえた。
少女「あ! 目ぇ覚ましたわぁ! ふぅ〜 ちょいと安心したわ〜」
ヴォア「…!?」
すぐそこに金髪の変わった服を着た少女が優しそうに笑っていた。 誰? ここは?
少女「あ、そんなに警戒せんくってもええねんで? フフフ♪」
ヴォア「……」
少女「う〜ん… 他の2人はなかなか起きまへんな〜…どないしよう?」
ヴォア「…?」
私の隣の布団のところには、シエルが眠っていた。 まだまだ起きなさそうだ。
少女「なぁあんさん、えらいべっぴんやなぁ〜 お人形さんみたいやわぁ〜 羨ましいわぁ〜」
ヴォア「……?」
知らない人に何を言ってるの? 頭おかしいの?
少女「あ! そろそろ時間やわぁ! 急がな! あ、ご飯は、ここに置いておくから、3人で分けてぇなぁ〜 ほな、後でな〜」
と言って、どっか行ってしまった。 何だったんだ。
私は2人が目を覚ますまで、部屋を探索することにしてみた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第3話 ENDーーーーーーーーー
…えーまず、
更新大遅刻してすいませんでしたーー!!!!!(でんぐり返し土下座)
あ〜昨日の夜書いてる途中で寝ちゃって、朝起きて気がついたら書いてたの全部消えてたんですよーーー!!!(号泣)
今日からGWで良かった…
憲法記念日作った人にマジ感謝&でんぐり返し拝み
次回よきょっきっくぅ…たったいっ!!!(また噛んだ&やけくそ)
ーーーーーーーーーーーーーー次回予告!ーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分たちがいる部屋を、とりあえず探索してみるヴォア。
しかし出てくるのは自分たちの世界では見ないものばかり…
ヴォア、まさかの天然説!?
次回もお楽しみに!
感想どーぞ
ホントにすいませんでした(バク転土下座)