複雑・ファジー小説
- 第3章の前に ( No.32 )
- 日時: 2016/06/26 14:51
- 名前: 花月 (ID: ixlh4Enr)
第3章の前に
クオーレお兄さんのお悩み相談室
花月「はいはーい!今回は、第3章の予告編です!今回はみんな大好きクオーレお兄さんが主役です!」
クオーレ「誰 が み ん な 大 好 き だ ク ソ 作 者」
花月「ハーイトゥイマテーン(はーいすいませーん)」
それは、ある朝から始まった。
花月「ってなわけでクオーレ、みんなの悩み聞いてあげて!」
クオーレ「はぁ?ったく、普段リベルタとかを静止(物理)するだけでも一苦労なのによ、なんで俺が全員の悩みを聞いてやんきゃなんねぇんだよ」
花月「悩みを持ったまま戦いに挑むのは、ちょいと危険でしょ?だから、面倒見のいいクオーレに任せようかと」
クオーレ「……ったく…しょうがねぇな。今日限りだぞ?」
花月「いよっしゃあ!」
クオーレ(まぁエトワールとかポレミステースとかも割と苦労人っぽいし、あいつら2人はまずあるだろうな…)
〜〜
クオーレ「ってなわけで引き受けたんだけどよ、」
クオーレ「誰も来ねぇじゃねぇか」
はい、作者が作った提案ですが、誰も来ないという悲しい結果に。
まぁ悩みがないっていうのはいい事なんだけどね。
と、思いきや?
「あれ?クオーレ何してんの?」
クオーレ「ん?あ、悩みか?」
「あ、うん。『お悩み相談室がある』って聞いたからさ、少し寄ってみたんだ。」
ちなみにこの相談室は、仕切り壁がついてて、変声マイクもあるので、プライバシー保護もちゃんとしてある。
クオーレは用意されたメモ帳を開き、ペンを持つ。
クオーレ「んで?悩みがあるんだろ?」
「あ、うん。あのね…」
「ヴォアの事なんだけど…」
クオーレ「お前シエルだろ」
はい、相談開始20秒でバレましたwww
クオーレは持っていたペンを置いて、「だりぃ〜」と呟く。
一気にやる気が失せたのだ。
「え、えぇぇ!!? なんでわかるの!?」
クオーレ「口調と悩みの内容でバレバレだよバカヤロウ」
バレたんで「シエル」って付けますもう。
シエル「ガビーン…」
クオーレ(ってかここの連中個性豊か過ぎだからすぐわかっちまう様な… 特にマイカとポレミステースは…)
この先の出来事をだいたい読めてきたクオーレである。
では、本題に戻って。
クオーレ「で、ヴォアがどうしたんだ?」
シエル「えへへ、あのね…」
シエル「どうやったらヴォアに気持ち伝えれるのかな、って…///」
クオーレ「ん?お前ヴォアに感情教えてるんじゃなかったのか?」
シエル「…そういう事じゃないよー!!(怒)」
はい、クオーレの鈍感パワーが炸裂しましたwww
クオーレ「…? じゃあ何だよ」
シエル「あのね、僕が言いたいのはね、『ヴォアに、僕の気持ちをどうやって伝えればいいのか』って事で…」
クオーレ「…あー、だいたいわかった。 つまり、『恋愛感情』って事か?」
シエル「…うん」
どうやらシエルはヴォアへの想いをどうすれば伝えられるのかという悩みらしい。
クオーレ「うーん、まぁシエルにとっては深刻なんだろうな」
シエル「うん…それにあの子、クオーレ並みに鈍感だからさ、真っ直ぐ言ってもわかってくれるのかなって思うし…」
クオーレ「うーん…でも逆に回りくどい伝え方より、真っ直ぐ伝えた方がいいと思うぞ。あと、俺鈍感じゃねぇよ」
シエル「えー?さっきだって1回勘違いしてたじゃんか!」
クオーレ「うっ… ったく、わかったよ!もういいだろ」
少し脱線しましたが、本題に戻ります。
シエル「じゃあ、真っ直ぐ言えば、ちゃんと伝わるかな?」
クオーレ「多分な。まぁそれはお前次第だけど」
シエル「わかった!僕頑張る!!」
クオーレ「待て、準備というものも忘れんなよ。お前はいつも勢いで突っ走るからな」
シエル「わかってるって!じゃあね!ありがとうクオーレ!!」
クオーレ「おう」
無事悩み解決。メモ帳は真っ白だけど。
持参のホットミルクを飲んで、ふぅ、っとため息を吐く。
クオーレ「やっぱ心落ち着かせるにはこれが1番なんだよなー… ちょっと熱い…」
〜〜
しかしその後、何人か来たが…
「先輩が最近、忘れっぽいんですよ。この先フォローし切れるかなって…」
クオーレ「まぁあいつなら大丈夫だろ。なんだかんだで主人公だし」
「身長が、ほしいっ!!」
クオーレ「よく食べてよく寝ろ。あと『お前がほしいっ!!』みたいな言い方すんな」
「…うわぁ……」
クオーレ「引くな。げんこつ喰らいたいか?」
「……………………………」
クオーレ「…なんか喋れよ」
クオーレ「あいつら悩みが平和過ぎんだろ何なんだよコンチクショウ」
関連タグ:悩みが平和
クオーレ「おいナレーション、勝手に関連タグ作んな」
ハーイトゥイマテーン
「んん?クオーレ、今日は見かけないと思ったらこんな事してたんだ〜 さすがお兄さんだね〜」
クオーレ「何だよリベルタ。こっちはロクでもない悩みばっかで疲れ果ててんだよ」
「何でわかるの!?変声マイク付いてるんだよね!?もしかして…ヴォアちゃんに魔法を教えてもらってるんじゃ…」
クオーレ「うっせぇ誰があんな無言野郎の教え子になるんだバカヤロウ」
リベルタ「相談員なのに相変わらず乱暴だな〜」
クオーレ「はいはい。んで?何か悩みあんのか?」
リベルタ「あ、悩みっていうか要望なんだけど…」
クオーレ「ん?」
リベルタ「ちょっとカワイイ女の子探してくれない?」
クオーレ「……………」
あっ(察し)
リベルタ「いやー、さっき散歩途中でさ、良さげな子見つけたんだけど、話しかけようと思って付いて来てたら、途中で見失っちゃって。それでね…(ペラペラ)」
ガチャ
おや?クオーレが無言で部屋を出てってしまった。
そんな事も気付かずに、話を進めるリベルタ。
あ、クオーレお兄さんの顔に、少しだけ青筋っぽいのが見えた様な…?
クオーレお兄さんが廊下に出て、ある部屋に向かう。
そしてその部屋のドアを開けた。
リベルタ「とゆうわけでクオーレ、ボクに良さげな女の子、捕まえて来てくれ! …あれ?聞いてる?寝てるの?」
ガチャ
クオーレ「いい加減にしろアホキザクソ野郎がーーーーー(°Д°######)ーーー!!!!!!!!!「うをおぉぉぉぉぉぉああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」
えっと…はい、リベルタの要望にクオーレお兄さんがマジギレして相談者の部屋に周ってリベルタに強烈なタックルをぶちかましました。Khaos.
そしてそこへ、
花月「クオーレ?部屋にいなかったkってえぇ!? ちょ、何があったの!?」
クオーレ「あ、終わったか…」
花月「あ…うん……(ア然)」
クオーレ「誰か俺の悩みを聞いてくれる奴いねぇかな…」
リベルタ「……………(気絶)」
花月「ポレミステースにでも…聞いてもらったら?」
クオーレ「あぁ…でも今日は疲れた……」
そうして、クオーレお兄さんのお悩み相談室は、静かに幕を閉じたのだった…
めでたしめでたし。
随分長い予告編になっちゃいましたすいません笑
あの後リベルタはと言うと、1度保健室に運ばれて、その後目が覚めた時に、クオーレお兄さんからみっちりお説教を受けましたwww
そしてお兄さんは、「もう2度とやりたくない」と言ってましたwww
おわれ
感想OK