複雑・ファジー小説

Re: SwordAdventure [募集!] ( No.18 )
日時: 2016/05/31 20:59
名前: 霧霊 ◆5RRtZawAKg (ID: zGyV0OIp)  

第2話「魔炎の使い手とクローバー」



ミスタル王国 キルア城

「ラーヴェル様、お呼びですか。」
「おお、来たか来馬。」
「白もいるのー!」
「そうかそうか。さて、今日呼び出したのはキャルテーク王国まで手紙を持って行って欲しいんだ。」
「分かりました、すぐに向かいます。」
「頼んだぞ、来馬!」


ヒヒーン!パッパカパッパカ・・・
ミスタル王国、西の平原。

馬の鳴き声とひつめの音が鳴り響く。

「キャルテーク王国・・・・。あいつのいるところか。」

バンッ!ドガンッ!

「なんだ!いきなり!」
−−−−−−−−−−−

「離せ!触るな!」
「まあまあ姉ちゃん。俺たちに遊ばれろよ。」
「なんだ、不良か。冷封剣、氷縛封!」

その瞬間、氷の鎖が不良を囲む。

「大丈夫なのー?」
「誰だお前は。」
「白なのー。」
「お前が助けたのか?」
「助けたのは来馬なのー。」
「俺だ。封導来馬だ。」
「私はショコラ・クローバーだ。この草原をどっちに進めばキャルテーク王国だ?」
「キャルテーク王国はここから西に100kmと言った所だ。」
「そうか。ありがとう。」



キャルテーク王国

「私の名は、封導来馬。ミスタル王国の使いです。」
「来馬君か。ご苦労。手紙は受け取ったよ。返事はこちらから送るから。」
「はい。伝えておきます。」
「来馬ー。」
「どうした白。どうせ城下町を探検したいとかか。」
「あたりなのー!」


キャルテーク王国城下町

「わー!すごいのー!」
「はしゃぐか!?ミスタルにもあるだろ!」
「その剣・・・・・もしかして来馬か?」

「へ?・・・・・ってケイルか。久しぶりだな。」
「本当に久しいな来馬。」
「本当に久しぶりだ。もう6年位前か?」
「それくらいだな。腕試しに一戦どうだ?」
「いいよ。やろうか。」



続。