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複雑・ファジー小説
- Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.13 )
- 日時: 2016/06/26 23:07
- 名前: まあじゅ (ID: wrLdH9zW)
おはようございます、まあじゅです。
>>12
あ、すいません…。気をつけます
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story1 明るい世界
4
「とても素敵な宿...いや、高級ホテルですね」
「そう?気に入ってもらえたかしら!」
「はい。とっても...」
「ねぇ凄いよレイラ!こんなにでっかい時計見たことないね!どんな鐘の音かな、もうちょっとで6時ぴったりになるから見ていよう!」
「...すいません、ばかまで連れてきてしまって...」
「あらあら、全然いいのよ。明るくて楽しそうでなによりだわ!」
ライクは大きすぎる時計の前で1人で...いや、1人と1つではしゃいでいた。ノアはそれを見て「...ばか」と、もう1度言った。
「ほら、ライク。もう行くよ」
「え、ちょっと待ってよ!もう少しで鳴るかもしれないのに」
「全く...」
ノアと女性は個室へ移動した。ライクを置いて。
「さぁ着いたわ。どうぞ入って!」
「失礼します」
「あの方は置いてきて良かったの?」
「...あのばかはいいんです」
2人は、豪邸によくありそうな、長ーい机の端の方に、向き合って座った。
「紹介が遅れたわね。私はガナーニャ。この国のお偉いさんの娘よ。この「高級ホテル」も、私のお父さんのものなの!」
「...凄いですね」
ガナーニャは満足げに微笑んだ。
—continue—
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