複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.113 )
日時: 2016/08/08 20:26
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

平は騒ぐ。

「お、おい!木村!望田が置き手紙残してどっか行ったぞ!」

「これで……16人。まずいな……。置き手紙には何て?」

「見境さんの元へ……」

「……どうせ、脱獄だ。すぐに見つかるさ」

「トルベルア達が早速、動いていたからな……」

そして、聖とネームレスの闘いは始まる。ステージは何もない空間。ちなみに毎回ステージは主催者である国が造っている。

「成木……!俺がこいつ等に勝って証明してやる!絶対に倒してやる!」

「才能の無い蟻が勝てると思っているのか!」

「才能だと?才能ほど不確かなモノがあるか!才能で全てを決めるな!才能なんてものは神や悪魔と同じように全然分からないんだよ。俺の全てを分かって無いくせに喚くんじゃねーよ!」

「ぐあああああ!!!」

木村はジャノックと闘う。

「正面から戦うぞ!」

一方、見境は。

「……きっと聖は負けるわ」

「黙れ!もう死ね!」

ボスは銃口を見境に向ける。

「見境、お前の事だ。きっと我々が研究している極秘の調査表持っているな?」

「バレた?このサイボーグについての調査は凄いね〜。死ぬ前に一つ言わせるとさ。あんたは威を狩る狐。いや、太刀の悪い寄生虫よ!」

ボスは銃を撃とうとした時に、地獄門とヒワノ、不束の父親、そして望田が現れる。

「木村?」

「残念だが思い人では無い」

「見境さん!」

「望田……」

「雇う条件として君を救わないといけないんだ」

「それに〜実験台が欲しいからね!」

「息子の居場所を教えてくれた礼じゃ。……絶対にお前はワシが生かしちゃる」

望田はボスを殴り飛ばす。

「お前が見境を縛り付けていたか……。ぶち殺してやります!」

一方、ネームレスでは成木が起き上がる。

「木村君……。やっぱり傍にいないね。見境さんの所にいるのかな……」

そして、試合は聖が優勢。

「標的さえ……!」

木村は標的へ向かう。しかし標的も強く倒すのに手古摺る。銃等で腕を撃たれても木村は歩みを止めない。ジャノック達は理性が崩壊し、ひたすら暴れ回る。そして、木村は標的を殺す事無く倒す。

「やった……」

しかし標的は叫ぶ。

「殺せ!……お前のその訳の分からない甘えは嫌いなんだよ!」

「黙ってくれ!俺はお前を殺したくない!」

「あ?俺達は殺される覚悟を持ってきているんだよ!情け無用!ほら、俺が殺さないとどんどん時間が経って、他の奴等が死ぬぞ!」

「……成木の為だ……すまない」

「そうだ、人生はそうやって誰かを踏み台にして生きるんだよ」

「ぐああああああああああああああああああ!!!!」

その後、木村達は暗殺者として認められる。標的が殺された事を知らないメンバーは大喜びだが、木村のみが悲しげだった。

「笑わないと、成木に失礼だ」

「あ、ああ……!」

ジャノックは、悲痛な声を上げ続けていた。

「……俺は……」