複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.117 )
日時: 2016/08/09 20:12
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「それは不要だ……!」

皇と道ノ里と崎峰、浅梨が次元を超えて現れる。一達は構える。

「構えなくて良いんですよ。ただ同盟を組みに来ただけですから」

「メリットは?」

「厄介な国を滅ぼし、我々、エラーが正常だと呼ばれるエラーワールドを造るんです」

「……そんな事言われても、出来る気がしないぜ!」

ミスターHは呟く。

「人々を殺す事の何処が正常なのだ?君達は超能力者以前に人間として過ちを犯しているのだよ。勿論、私もだがね。だからといって開き直るのは関心しないのだよ。罪を背負うんだ」

「国は少しでも罪を背負った事はありますか?」

道ノ里は一を見つめる。

「私を造った貴方なら理解してくれるはずです」

「……全然分からない!」

浅梨は苦笑いする。

「この俺、再現するバジリスクの称号を持つ俺様が貴様等を殺してやるよ!感謝しろ!うひゃひゃひゃひゃ!」

再現するバジリスクとは、その名の通り、指先から毒を発生させ、さらにその毒をふぐ刺しやトリカブトの毒に再現する事が可能。この能力で、国の関係者が食べるふぐ刺しにふぐの毒を再現した毒を付着させ、五人の国の関係者を殺害。直、毒の効果は自分の意識で決める事が出来る。ちなみに、指は毒の影響を受けて指紋等が無くなっている。ただ、毒の耐性は出来ているようである。
浅梨は指先から毒ガスを噴射させようとする。道ノ里はそれを止める。

「今回の目的はあくまでも、彼等の意思の確認です。攻撃は許可していません」

「黙れ!俺はこの能力を手に入れて最高の人生なんだ!いつも、国の奴等は俺達科学者を馬鹿にしやがって。俺達がいるから、お前等は偉い顔出来んのによ!うひゃひゃひゃひゃ!!」

「それではまだまだ世界には超能力者がいるので、それを我々は有効活用していきます。今ならまだ戻れますよ?」

雷電・Vは叫ぶ。

「人間の心を忘れた化け物に望む世界は来ないんです。所詮、我々はエラー(過ち)ですから。早く、東京を止めて下さい!」

「パズルのピースに意思はありません。貴方も私も」

皇により、崎峰達は消える。その後、再び国の関係者が毒で死んでしまう事件が発生。また、同時に皇が東京湾の水を東京に浴びせる事等、同時にエラー事件が発生してしまう。しかし、道ノ里達もミスをしてしまう。それは、浅梨をパズルのピースだと思っていた事だ。浅梨は喫茶店で呟く。

「……危険だ。彼等はいずれ反乱する。あひゃひゃ……。早めに毒殺しなくては」

浅梨は独断で一達の元へ行く。