複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.121 )
- 日時: 2016/08/11 15:06
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
siyarudenさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
此処から本編になっております。
榊は崎峰と共に、超能力を発動。榊は国の関係者の記憶を乗っ取る。
「色々と裏事情が分かったみたいだね〜」
「成程、奴等警察はあたし達、超能力者を利用して兵器を創り出すつもりだったんだ……」
「兵器って?」
「クローン。そして人体実験を行い、超能力者のDNAを操作し、強力な生物兵器を完成しようとしてるな……」
すると皇と道ノ里が現れる。
「お手柄です。国の目的が分かれば問題ありません。現在、安藤と水掛が国に潜入しているのでその研究所を破壊すれば……」
「破壊?」
一方、沢木と雲井は公園のベンチで話しあっていた。
「祭さんって女性なんですか?」
「ボクは亡くなった弟の意志を継ぎたいから、一人称をボクに変えて、髪型もショートカットにしたんだよ」
すると、一人の男性が二人に駆け寄る。雲井は刀を持ち警戒する。
「本当なら銃刀法違反で逮捕ですよ」
「……?」
沢木は紹介する。
「彼は袴田。警察をしているわ」
袴田は挨拶をする。
「どうも、袴田です」
袴田は過去改革の称号を持つ、記憶改ざんが出来る能力者。嘗て友人を殺していた犯罪者であり、エラー事件の黒幕だったが現在は過去改革により、警察官になりきっている。沢木は質問をする。
「エラー事件。今、どうなっているのかが知りたいの」
「……私には一切分かりません。まあ、下っ端だから」
雲井はチョコレートケーキを食べながら呟く。
「大丈夫。ボクが悪さをする超能力者を退治しているから。エラー事件は起こらないと思うよ。それに、超能力を手に入れても怖くて使えないって言う人もいるからね」
沢木は驚く。
「超能力者……?や、やっぱり、そんな事って……」
すると、袴田は沢木を蹴り飛ばす。雲井は剣を引き抜き袴田を斬り落そうとする。
「何をしてるのか分かっているのかい?」
「……俺は金で雇われただけの超能力者だ。だから責任は無い。後悔も無い。……次はどんなマフィアに買って貰おうかな〜」
袴田は全力で逃げる。そして逃げた先には、大量のスーツを着た男女とジャノックがいた。
「ジャノック……!」
「今のトレンドは、超能力者を金持ちがレンタルする事らしいぜ?まあ当然だ!核兵器よりも安く役に立つからなッ!」
「お前だけは……お前だけは命を捨ててもボクが倒す!天国の弟はボクの選択を悲しむかもしれないけど、ボクはこれ以上、弟のような犠牲者を出したくないんだ!!」
「てめえとの因縁は消さないと、厄介だからなァ?」
周りは騒然とする。ただ、ジャノック達は冷静。
「条件は飲むんだろうな?我々の超能力者達を何度も殺した雲井を殺せば、お前が我々専属の超能力者になる事を」
「黙れ。ミジンコ共!」
ジャノックは大きな鋏に変形した左腕を雲井に向ける。
「お前の価値観は否定しないよ。でも、殺さないと人類の為にならない」
「実際、俺の恨みで動いているんだろ?それを正当化したいが為に、人類だ訳分かんねー事をほざいてやがんだろ?お前のその格好だってよ?弟と瓜二つだぜ?」
「……ボクの様な者は絶対に出さない!」
「俺が殺されたら、後ろの奴等は悲しむぜ?」
「そんな事は分かりきっている!だけどこれ以上増やしちゃいけないんだよ!」
「……俺の能力は大気を操る事。無害物質!日常がお前を殺しにくるぜ?」
ジャノックは空気砲を放つ。雲井は剣を構える。
「煌めく波動の称号を持つボクがお前を斬り落とす!」