複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.157 )
日時: 2016/08/27 18:20
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

風柚竜とモルドとガイアレンズはラーメン屋で話し合う。

「……なるべく法堂には刺激を与えないようにしていたが……」

「現在はフレデリックに頼んで第四地区に行かせています」

「そうだよな……。まさか、第九地区で人間無差別殺害事件が起こっているんだから」

「人間で稼いでいるエイリアンは騒然としてるよ。ただ、人間を殺しても何も罪にならないというのが問題だ」

「罪にならないというよりも、罪になったら反逆が起こる」

人間で例えると、ありを殺したら殺人レベルの罪に問われると言う法律で決まってしまうと言う事である。

「犯人は……極悪宇宙人か?」

「宇宙人の管理はちゃんとしている。住民にも一人一人聞いた。この地区の奴ではない」

「他の地区は?」

「それどころじゃないだろ。戦争中だし。ウチの地区に手を出す可能性はあるけどな。例えば、スパイとか」

「私達を疑っているの?」

「違う。お前等はちゃんと元いた地区と縁は切ったんだろ?」

「第四地区と言う選民一族とは関わりたくもありません」

「第十七地区のアンドロイド差別は異常。私だってあんな所に造られたくなかったわ」

「宜しい」

一方、第十二地区(刑務所等の犯罪者施設しか無い地区)では一人の男性はにこやかに看守の拷問を受けていた。

「君ノ顔を殴るだけでパンパンに膨れあがってイクヨ面白ネ」

「レリミューラさん……。こんな事してるより人間で遊んだ方が面白いですよ」

「皇 京樹。発言ノ許可ハ出してなイヨ」

「それじゃ……交響曲第九番を流して。特に第四楽章を。故郷の第九地区を思い出すから」

「えいりあんダネ」

「……」