複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.159 )
日時: 2016/08/28 18:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

雲井と無名達は第十四地区(妖怪が多く、欲が無い所)へ向かう。

第十四地区は人間世界と同じような生活を送っていた。

「何も変わらない……」

無名は嘲笑う。

「何も変わらないくせに人間を下として見てんのか」

すると、どっかで聞いたメリーさんの曲が流れる。

「ねぇ?私綺麗?」

巨大な鋏が雲井の刀を押さえつける。マスクをつけた女性が雲井を見つめる。

「……」

無名の目の前には、骸骨と忍者が立っていた。

「人間だよ……あれ」

「しょうがない。害虫は駆除する……。神楽月一族の名にかけて」

無名は呟く。

「化け物が……」

第十四地区は欲が無くなった者が行きつく所。元々は欲を必要としない者が創った地区だがいつのまにか、欝だの精神崩壊した者達の集まりに。骸骨は差別から逃げる為に。忍者は精神崩壊。マスクをつけた女性は……。雲井はマスクを斬る。

「綺麗よね?」

「……口が裂けてる」

「綺麗よね?綺麗って言わないと貴方の口も裂くわよ」

口裂け女は雲井を襲う。人間が化け物に勝てる訳も無く、害虫の駆除をされそうになる。

「……絶対に許さない」

「人間関係どうでもいい。俺の人生どうでもいい。俺は孤独が大好きなんだ」

「精神崩壊して会話が……」

すると聖書を読んでいる男性は呟く。

「私は文字を読む事が出来ない。なので聖書の意味が分からない。だが、聖書すら読めない害虫に殺されるお前等は害虫以下の有害物質だ」

男性は爆弾をばら撒く。

「雲井、無名。お前等は逃げろ」

その後、大爆発を引き起こす。死者は出ていなかったが、人間が反抗したと言う事が公になる。

口裂け女は電話する。

「リーダー。厄介な問題が」

「分かってるわ。でも他の地区の対応が面倒で……」