複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.171 )
日時: 2016/08/31 18:32
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします!


第九幕 イエスタデイ・ワンスモア2

この世界では表と裏がある。表は普通に人生過ごしている世界。裏は、血濡れた腐った世界。しかし裏の世界に薬漬けにされ強制的に連れてこられる犯罪者達もいる。犯罪者達は無償で一年間の暗殺教室を過ごし卒業試験に合格すれば立派に成長する。成長出来ない奴はもう一度有難い授業を受ける。通常、暗殺者は企業に就職し、社長等から殺しの依頼を請け負って収入を得る。そんな非人道的な世界に、佐久間大地(さくま だいち)と言う新人の暗殺者がいた。彼の性格は善悪の区別が無いレベルの馬鹿。そのせいで暗殺者の面接は落ちまくり。理由も小林財閥と契約していないから。どう言う事なのかと言うと、詳しくはイエスタデイ・ワンスモアを見て欲しい。

「あー……景気が悪いのかな?」

佐久間は公園にナイフを持ちこみ遊び始める。周りは逃げ出すが、気付かない。すると、一人の男性がやってくる。

「貴方は?」

「君も株式会社ミゴ・ロークフ。通称、ゴミ袋の就職試験に来たのかい?」

明らかにオタクっぽい格好をした男性が佐久間に話す。

「就職試験!?ああ!そうだよ!飛び入りで来たんだよ!」

「面接の飛び入りって……頭、大丈夫?俺は貝田 大輔(かいだ だいすけ)まあ……宜しく」

「こちらこそ!」

すると、ミゴ・ロークフの社長が現れる。

「今年の社員は二人か。まあまあだな」

「二人って……俺達以外はいないんですか?」

「全員、馬鹿な噂に怯えているんだよ。わが社にあんな腰抜けはいらないけどな!ガッハッハ!」

「貝田。噂って何?」

「ブラック企業とか社長の独裁的な経営方針のせいで、倒産の危機とか」

「そんな……冗談だろ?何でそんな所に君は……」

「俺は元々フリーの暗殺者だったんだけど、小林財閥のせいでやっていけなくなってね。しょうがなく此処に。働かないよりマシでしょ」

「……成程」

ミゴ・ロークフの社長はある地下施設へ向かう。

「此処がお前等の寮だ!飯付き、トイレ、風呂付き!贅沢だな!」

「面接は?」

「そんな物は無い。ただし結果を残さない限り、お前達に出世の道は無い!分かったか!クビにされて息をするだけの廃棄物になる前にせめて、会社の為に死んで働け!」

「死んで!?」

社長はその場を去る。すると、年寄りが貝田と佐久間の元へやってくる。

「よく、わが社へ来た。ワシは川崎 龍之介(かわさき りゅうのすけ)じゃ。まさか、面接当日に働くとは思っておらんかったろ?フォフォフォフォ!」

「……面接すらしてませんよ?佐久間に関しては書類も送ってませんよ?」

「社長は誰でも良いんじゃ。ただのくだらないプライドの為に……」

すると紳士的な男性がやってくる。

「川崎爺さん。長話は良くないね。新人には一秒でも早く稼いでもらわないと。この会社が他の会社に潰れるよ」

「だ、誰ですか……?」

「私はミスターH!Hは変態のHだ!」

貝田は唖然とする。佐久間は盛り上がる。

「貝田!お前と合いそうだな!」

「合うか!」

貝田と佐久間はミスターHに連れられて寮部屋へ行く。

「休む時間は無い。ナイフや銃等は自分で買って調達を。この後、先輩達と一緒にライバル会社の機密情報を盗み出せ!ライバル会社の場所は此処の地図に載っている!急げ!」

「もうですか!」

「私はもう行くぞ!」

貝田は焦る。

「武器は支給されると思ってたから何も持って来てない!」

「俺もナイフ一本……。金も無い……」

「とりあえず武器を貸してもらう!先輩ならそれくらいしてくれる!」

貝田と佐久間は外に出てライバル会社に向かう。

「しかし……いきなり始まるとは……」

「やっと俺のマイライフが始まるぜ!」

「ミゴ・ロークフ。予想以上だ……。書類審査すらしていない奴を採用するなんて……狂ってる」

ミゴ・ロークフ。通称、ゴミ袋企業。玩具会社だが、経営不振。無駄に造る子会社。玩具と社長の凄さをひたすら見せつける謎の施設。施設の維持費が馬鹿でかい。金が無いくせに雇う暗殺者。他のライバル会社は見向きもしない。まさにゴミ以下のゴミ袋。ブラック企業の社員はまさかの倒産希望。

「わが社は社員を大切にしています。だから一人もリストラはさせません」

しかし給料を法律ギリギリまで減らす。社長だけならあっという間に倒産だが副社長が有能。その為、現在まで生き残っている。

「アルファ=バイオセンサー=フォワード社長。これ以上は……」

「ガッハッハ!私は社長だ!お前ごときが逆らうな!」

「……」

「社員が限界を……」

「わが社のモットーは死ぬか働くかだ!あー!アンドロイドが欲しい!」

(また情報操作して、マスゴミをごまかさないと……)