複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.179 )
日時: 2016/09/02 20:19
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

磯野は貝田のフィギュアを眺める。

「パンツも履いているのか……け、けしからんな……。まずい、ハマりそうだ……」

植野は頭を抱える。

「……奴の言う通りにしていれば」

犬山は川崎とカツサンドを食べる。

「うまい」

「美味しい、美味しい、カツサンド〜♪」

佐久間はミミーズの情報を見る。

「こうなったら、直接社長を暗殺し、有能な幹部を暗殺し続ければ……」

「絶対に捕まる」

「でも、これしか方法が無い……」

貝田は悩む。

「……来年の夏までに何とかしないと。いやまず、来年の夏までにこの会社があるかどうかだ……」

「そうだな。ミゴ・ロークフの記事が全部、社長の独裁的な経営についてだからな。しかも、また謎の施設に金をつぎ込んでやがる」

「……よく、こんな経営を続けるもんだ」

ジェイコブはパソコンを破壊する。

「私、パソコン壊してしまった!」

「……ジェイコブは武器制作に回すか」

「武器?ああ、刀!サムライよ!」

「主に拳銃です」

「そうね。でも、前から思ったけど、どうして面接場所が公園なんですか?」

「急にどうした?」

「私の前の就職先は、面接場所は立派なビル!日本は勿体ないの精神で、ビルを借りずに公園に面接するんですか?アンビリーバボー!」

その後も、ジェイコブのミスで酷い地下施設がもっと酷くなる。

「ジェイコブ……」

「ごめんなさいね!」

植野は電話をする。

「副社長。予想通りです。ジェイコブはポンコツです。これで暗殺者達に余計な仕事をさせ、余計な事を出来なくなります」

「ええ、暗殺者達には今、余計な事は控えて頂きたいのです。この会社の為に」

「はあ……」

「問題は不要です。では……」

副社長は居酒屋でロビンソンと飲む。

「で?何の情報がほしいんだ?」

「マシロと社長の関係です」

「……?」

「マシロは私が見てきた限り、あまりに不自然に秘書になった女性。さらに、経歴も不明」

「あの、幼い秘書か?」

「しかも、ヒワノと言う男性から面白い証言が取れましてね……」

「……ヒワノって裏世界の研究者の?」

「ええ、マシロはかつてヒワノやイかれた人達に拉致やら実験やらされたのが原因で成長出来ない身体にされたそうです。それを、自力で逃げ出し、ほぼ1人で過ごし、社長に拾われたと……」

「……」

「必然か偶然か。社長とマシロは……」

ロビンソンは呟く。

「親子。俺も知ってるよ。ミゴ・ロークフの事は調べてるからな」

「なら話が早い。一生豪遊出来る程度の金を用意してやります。

あの女と社長の不倫写真を撮って来て下さい」

「……え?」

「当然、あの二人には関係はありません。しかし情報操作なんていくらでも出来ます。適当にツーショットを撮れば良いんですよ。出来れば、過激な写真を……」

「そんな……待ってくれ!俺は情報屋だ!そこまでやる義理は無い!」

「金。いらないんですか?」

「……いらない!俺は……」

「そうですか」

副社長は金を君島に置いて出ていく。

「毎度、ありがとうございます」

副社長は電話をする。

元聖ひじりのアドルフを派遣してください」

ロビンソンは副社長の後を追う。

「……副社長!貴方は何がしたい?」

「社長への復讐。社会的名誉の獲得。これまでの人生の清算ですかね」

「暗殺者のお前が何故?トルベルア」

「悪いですか?それに表社会の名前は少し違ってましてね。私の名前はアルベルトです」

アルベルトは刀を持つ。

「社長は刀がお嫌いでしたね。だけど私は刀が大好きなんです。人を斬る感触が独特で気分が良いんですよ」

アルベルトはロビンソンを斬る。

「トルベルア。逆から読むとアルベルト。くだらないですね」

「この野郎……!トルベルア……」

「貴方を買いかぶりすぎましたね。さてさて、このゴミはアドルフが片づけてくれるでしょう」

アルベルトはその場を去る。

「後はミミーズの経営を少し低下させ私が堕落した会社を立て直せれば私はハッピーエンドと言う訳です。株も社長の座も私だけの物になります。マシロと言う厄介者も消えますからね」

しかし、アルベルトは誤算してしまった。佐久間達のモチベーションを。

こうして寒い冬が訪れる。

「行くぞ……ミミーズへ。正面突破して社長を脅し無理やりスキャンダルをでっち上げる」

「強引だな……」

ジェイコブは刀を振り回す。

「ミミーズ製の刀は切れ味が良いね!」

「皮肉か?」

「・・・・・・」