複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.181 )
- 日時: 2016/09/03 15:03
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
バラバラさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
「俺達は世間から見れば最低なメンバーだ。ただ自分達から見れば俺達は最高のメンバーだ」
「少年漫画の見過ぎだろ……お前」
そして、ワンスモア・Iが盗んだ車でミミーズの本社に突っ込む。そして暗殺者達が本社の中で暴れる。
「全然暗殺じゃないわね……」
「むしろ大事件だ……。まあ、警察に俺達の事がバレなきゃいいんだよ」
ミミーズの暗殺者、水掛と志村が進行していたエデルとジェイコブと佐久間と会う。
「佐久間……」
「殺しはしない。ただお前等の就職先を紹介しないといけなくなるけどな」
「……」
「ふえええええええええ!どうしましょう!怖いッ!」
「だいじょーぶ!私がいまーす!」
「余計に怖いッ!」
志村は拳銃を向ける。
「こういうのも運命か……」
「全てを変える為だ」
「親友と会社。お前は会社を取ったか」
「違う。愛すべき敵か仲間かだ」
「……お前は馬鹿だな」
「ミミーズとミゴ・ロークフが同じ売上になれば全てが解決する」
「ブラック企業に明日は無い。この事件はお前達を苦しめるんだろうな」
「……」
「今からでも遅くない。止めろ」
志村は佐久間と交戦する。互いに会社の中で銃を撃ち合う。水掛はエデルと殴り合う。
「……」
「ふえええ!?マスクが怖い!」
ジェイコブは刀を構える。
「ふう……精神集中。そして居合斬り。抜刀します……」
一方、社長は幹部達に呼ばれ会議をする。
「私は社長だ!何の権限があってこんな事をしている!」
「……社長。私達はもう貴方の独裁的な経営について行けません。それに……」
副社長が現れ、社長の目の前に立つ。
「私が社長になれば多くの子会社を黒字部門にさせます。対策は全て、この紙切れの中にあります」
「貴様、俺を……」
「貴方はもういりません。消えて下さい」
「私は社長だ!」
社長は追い出される。
「実を言うともう正式に私が社長だとマスコミに発表してましてね。この会議は良い時間稼ぎになりました。感謝します」
すると看守達が現れる。その中にいた植野が報告をする。
「現在、我々の暗殺者達はミミーズを直接襲撃。私はマスコミにそれを発表しました」
「……!?」
「俺はお前のようなクズの思い通りにはさせたくなかったんだよ。同じ同志としてな」
「……この会社はイメージが悪くなり本当に倒産の道を辿りますね。退職金を用意しなくては……」
「束の間の社長だったな」
「……本当にそう思っているんですか?」
「……?」
「言ってませんでしたね。私は小林財閥と手を組んでいたんです」
「そんな……」
「ゆえにこの会社は小林財閥に買収してもらいました。今、起こっている争い事も無かった事に出来ますよ。小林財閥の権力ならね。マスゴミくらい黙らせる事が出来ます」
「……」
「さてさてどなたを解雇しましょうか。貴方は確実ですけどね」
「……」
ミミーズの本社には大量の暗殺者が出現。暴動を鎮圧する。佐久間と志村は銃を捨てる。
「どうせ、誰も死なないなら殴り合いで片付けよう」
「本当に少年漫画が好きなんだな。殴り合いで友情は生まれないぞ?」
「後腐れは嫌いでね。今此処で勝敗を決めないと……」
佐久間と志村は暫く殴り合う。すると派遣された暗殺者が止めに入る。
「ほら……止めろ、止めろ」
「離せ!まだ勝負が……」
佐久間達は強制的に地下施設に戻される。
「……」
テレビでは何も報道されなかった。報道されるのはミゴ・ロークフの買収。
「良かったんじゃ?」
「俺達が行動しても何も変わらなかった」
アルベルトは小林財閥の社長と話す。
「全ては上手く行きました」
「その件についてだが、さすがにミミーズ襲撃事件は隠蔽不可だ。なので、お前。責任取れ」
「は?」
「株式会社ミゴ・ロークフは私の権力で完全に消えてもらう。社員は全員リストラ。暗殺者達は我々で引き取る。まあ、武器磨きくらいは出来るだろう」
「ならこちらにも手があります。私はマシロを監禁させています」
「……?」
「マシロがヒワノに拉致された事をマスコミに売り込めば、ヒワノを匿っている小林財閥のイメージは……どうなりますかね?」
「……貴様、あのゴミ袋の社長の様になりたいか?」
「貴方も彼も私にとってはただの同類ですよ」
その会話は看守達は盗み聞きしていた。
「佐久間達に伝えろ。マシロを救い出せ」
「メリットは?」
「彼女は……俺達ゴミを宝と言った。それ以外に理由なんざいらねえよ」
「……臭いですね」
「無臭よりはマシだ」
「また、臭い……」