複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.182 )
- 日時: 2016/09/03 16:35
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
佐久間達は看守からの連絡を受け移動しようとする。しかし、アルベルトが佐久間の目の前に立つ。
「全員、切り落としましょう」
「相手すんのは俺だけだ」
「三流の貴方一人で大丈夫ですかね?志村さんでも呼べばいいのに」
「敵の手は借りねぇよ」
ミスターH達は全力でその場を去る。
「とにかくこの地区を探して、マシロを見つけ出すんだ」
ワンスモア・Iは一目散に、ある場所へ向かいながら電話をする。
「・・・・・・そろそろ行動を起こすべきだ。暗殺者を消せば全ては上手く行く」
一方、マシロはロビンソンと元社長と共に監禁されていた。
「俺……生きてるのか?」
「はい、きっと佐久間が助けてくれますので頑張って下さい」
傍にいたアドルフはロビンソンを殴る。マシロは睨む。
「……おおっ?どうした?俺の後ろには小林財閥がいるんだぜ」
「可哀想ですね」
「黙れ!俺はやっとリハビリを終えて正常になったんだ!」
元社長は叫ぶ。
「私は社長だ!誰の許可でこんな事をしている!秘書も誘拐するとは……どう言うつもりだ!」
「聞こえねえよ。カス」
「この野郎!」
アルベルトは刀を佐久間に向ける。ジェイコブは佐久間に刀を渡して去る。
「侍の心、見せて下さーい」
「……」
「全く私の行動を許したらこの会社はまだ残れるんですよ?」
「俺は仲間とマシロがいる空間が好きだったんだ。例えそこに夢も希望も無くてもな」
「ならば腐るが良い。ゴミ」
「うおおおおおお!!!」
アルベルトと佐久間は交戦する。佐久間は志村との連戦で疲労する。
「どうしました?」
「……」
「死んだらマシロの傍に寝かせてあげますよ。それに大切な仲間も」
暫く地下施設の中、交戦は続く。アルベルトが優勢。
「腕から血が出てますよ?」
「……」
「もう終わりですよゴミクズ」
「……」
アルベルトは刀を突く。すると、佐久間は刀を使い、アルベルトの刀をはらい飛ばす。
「死ねええええ!」
佐久間は刀を突こうとするが志村が止める。
「志村?」
「そう簡単に命のやり取りをするな。それにマシロはワンスモア・Iに救出された」
「そうか……」
「ただ、ミゴ・ロークフは小林財閥により強制的に倒産させられた」
「そんな……」
「そして、ミミーズは小林財閥から斬り落とされた」
「……ん?」
「小林財閥は新たな玩具企業を直接設立した。傘下であったミミーズは必要無いから外れたんだよ」
「それじゃお前も……」
「俺達は小林財閥に属していたからな。ミミーズとはおさらば。そして新たな玩具企業に再就職さ。お前達と一緒に」
「え?え?」
「マシロがミゴ・ロークフの社員を雇用するように小林財閥にお願いしてたんだよ」
「どうやって……」
「彼女はヒワノについての情報で小林財閥を揺すった。その結果がこれだ」
「つまりマシロは小林財閥に脅しをかけたのか。俺達の為に」
「小林財閥はマシロを始末しようとしたが、ヒワノからストップがかけられた為、脅迫に応じたらしい」
研究室の中、ヒワノは呟く。
「地獄門君。僕は彼女を研究したいんだ。もっと楽しみたいんだよ。成長もしていないし、実用性も高い」
地獄門は其処にはいなかった。
「あれ?」
地獄門は洗脳された望田と外におり電話する。
「ワンスモア・I。これから何処へ行けば?」
「・・・・・このアパートの部屋の一つを借りた。其処に住み、確実に小林財閥を裁く方法を考えろ」
「分かったよ」
佐久間は逃げるトルベルアを見て呟く。
「終わったんだな」