複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.193 )
日時: 2016/09/05 20:20
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霊夢さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

此処からは本編です。

尾崎とフロイデは車に乗り込み、仕事中に買い物に付き合う。

「……何か事件が起こらないかしら……」

「縁起でもない事言わないで下さいよ……」

運転席に座る尾崎は戸惑う。しかし彼女の発言をただの戯言と受け流すのは難しい。何故なら彼女は事件を呼び寄せる不思議な能力と言う物を持っているからである。

車を走らせていると、一人の知り合いが尾崎の元へ行く。

「登岐目 海(ときめ かい)……九里戸大学にいるんじゃ?」

「誰?この子?」

登岐目 海。ツンツンに跳ねた茶髪、無邪気そうな黒い瞳が特徴的。身長は低い。19歳。適当。トラブルメーカー。失敗に負けず明るく振る舞っている。特技はアクロバティックな動きをする事。趣味はSF映画鑑賞。

「オレは登岐目海だ!へへっ、よろしくな!」

「トラブルメーカーが二人……これだけで何かが起きそうだ……」

「言われなくても起きてるんだが……」

「お前、またミスを犯したのか?」

「……連続爆弾爆破事件の犯人逃しちゃったぜ!」

「……!?」

登岐目は尾崎と大学の時の先輩、後輩。

「連続爆破事件……?」

「何でそんな物騒な事を追ってんだよ……」

「何でだろうな〜。ん〜何となくじゃ駄目?」

「適当か!」

フロイデは尾崎に呟く。

「まあでも今はそんな気分じゃないわ。少し買い物してから警察でも何でも揺さぶれば良いんだもの……」

「クールっ!尾崎さん、彼女ですか?」

「いいから、九里戸大学に戻れ。大山教授に怒られるぞ」

「それもそうだな!」

「後、敬語を使ってくれ」

「つい、忘れちゃうすよ」

フロイデは尾崎の腕を捻る。

「痛い!……何するんですか……」

「買い物に付き合ってくれるんじゃ?早く行って連続爆破事件について調べないと……」

「……はい」

尾崎とフロイデはショッピングモールで買い物をする。

「このフロアの服、全部買いたいけど良いかしら?」

「駄目ですよ。さすがに……」

フロイデは尾崎の足を踏む。

「ならぼーっとしてないで貴方が選びなさいよ……しもべ

「……あくまでも私は監視役ですから」

すると、突如歩行していた人間達が一斉に爆発する。フロイデはある人物を途端に指を刺す。

「彼は今、何かの装置を起動させていたわ……追いなさい」

「……追いなさい!?そんな気まぐれでフロイデさんを……」

尾崎は戸惑う。フロイデは失笑しながら尾崎の頭を鷲掴みにする。

「私の命令には従いなさい……」

「分かりました……」

「それじゃこの死体の共通点を見て」

尾崎はいくつかの死体を見る。死体は全部で7人。今はもう警察が動き始め、規制をされ尾崎達は追いだされる。

「全く分かりません」

「使えない僕ね……共通点は爆発の中心が全て胃と言う事」

「つまり、体内から爆弾を入れて起爆させたと……。つまり集団自殺……もしくは自殺テロ」

「本当に使えない下僕ね、貴方……。死体の中には家族連れがいたのよ。幸せなのにテロなんて起こさないでしょ」

「家族いるから幸せって訳には……」

「……あら、貴方は違うのかしら?それとも家族を知らないとか?」

「……サドステックですね。人の辛い過去を探るなんて」

「貴方の辛い顔は私の一番の幸福よ」