複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.198 )
日時: 2016/09/07 18:50
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

尾崎は会社へ行き社長と会う。

「それで?水掛と言う人物とえ〜と、天獄と言う人物はいたんですか?」

「彼等が本当にフロイデを狙っていると?」

「ええ、関連性は分かりませんが」

「……しかし権力を使って個人情報を拝見させて頂いたがそう言う人物はいない」

「顔の似顔絵の照合は?」

「さすがに絵が上手くても分からない」

「……では護衛は?」

「不要だ。連続爆破事件。そして……このキャロラインの事件は偶然だ。それに、信憑性が無さすぎる。物の大きさが変わるとか……。フロイデと、いすぎで頭おかしくなったか?まあ、休んだんだから問題ないよな?」

「……」

尾崎は事務所へ帰る。すると、マロンとアイスとフロイデが紙に何かを書く。

「……これって?」

「水掛の事件とキャロラインの事件の名称を考えているのよ。私はどうでも良いんだけど、マロンちゃんとアイスくんの暇つぶしになると思って」

「名付けんの好きですね」

すると、何処かで見たリーゼントがやってくる。

「見漫間!?と……登岐目!」

登岐目は説明する。

「俺ね。今度、教育実習生になる訳よ。確か、白咲って奴と卯敷って奴と一緒にね!」

「白咲か……俺の知り合いだな。懐かしー」

「そして、教育実習生になったらこいつがいたの!ウケルでしょ!まさかの高校生!」

フロイデはマロンとアイスを連れて別の部屋へ行く。見漫間は尾崎に相談する。

「それは置いといて。実は学校で女子高生連続失踪事件が起こっているんだ。それもただの失踪じゃない。……幽霊の仕業って言う噂があるんだよ。警察も動いているが事件は進展しない。俺にはどうでも良い話なんだが……」

「……またまた怪奇事件か……」

「俺は別に興味は無いが、俺の友人がオカルト研究部でな……。ちょっと気になってるらしいんだ」

登岐目は笑う。

「お前も、オカルト研究部じゃねーか!」

「黙れ!」

フロイデはドアから顔を覗く。

「それじゃ明日、私の権力で学校に訪問するわ....今日は会社の用事があるの」

尾崎は登岐目と話す。

「とにかく、女子高生連続失踪事件について詳細を聞かせて欲しい。幽霊って?」

「つい最近の事だ。この地域で幽霊が目撃されるようになった。ある時は半透明で目だけが真っ黒。また黒い人形だったりゲル状のドロドロした物だったり。範囲は多分、九里戸市全域」

「そして同時期に女子高生が失踪したと……。関連性は不透明だな」

「でも、ある女子高生のスマホに奇妙な映像が残されていた。内容は複数の女子高生が夜中に幽霊を目撃したからテンションが上がってスマホで撮影。それ程、危険とは思わなかったんだろう。そして幽霊は黒い物体になり女子高生達の身体に乗り込んだ」

「……何でお前が知ってるんだよ」

フロイデはドアを開ける。

「中々良い事件じゃない。解決し甲斐があるわ」

フロイデは登岐目を睨む。

「何処でそんな情報を入手したのか分からないけど」

「フロイデさんも知ってたんでしょ」

「そうなんですか?」

「ええ....私の権力があればどんな情報も簡単に手に入れられるのよ」

「……其処ら辺は聞かないでおきましょう……」

高校では、一人の少女が写真部のポスターを張り出す。

「もうすぐ12月だから部員募集の時期かなって!霊犀さんも写真部に入りません?」

「部員募集の時期って毎月言ってるよね。でも、良い心がけだと思うよ!笹木 麻衣(ささき まい)」

「霊犀 結香 (れいさい ゆいか)さん....陰陽師の仕事で大変なのに協力してくれてありがとうございます!」

「あ、最近、幽霊騒ぎが起こっているから気を付けてね。私も調査しているんだけどな....全然出てこないのよ。幽霊」

霊犀の元に一人の男性が現れる。

「霊犀、昨日も被害が出たみたいだ。今度は九里戸市の九里戸大学九里戸キャンパスからだ」

砂金いさご。今日は大学付近を調査するわよ」

「オカルト研究部を全員出動させる。見漫間、羽柴、朽葉、三國、尾瀬ヶ原達……」

笹木は手を上げる。

「わ、私も行きますよ!霊犀さんにはいつも感謝してるので!」

「無理しなくていいんだよ...?」

「それに今日は色んな景色を写真に収めたいんで!別に心配しなくても良いんです!」