複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.208 )
日時: 2016/09/10 14:42
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

此処からは本編です。

第十二幕 我執印家の執事達

どうも、皆さんこんばんわ!私、我執印 秋保(がしゅういん あきほ)!中学一年生の乙女なの!成績は学年で前から50番目!授業中は友達と手紙のやりとり。本当はスマホでやりたいけどスマホの充電が無いと困る〜!と言う訳で友達の発案で手紙のやりとりをしちゃいま〜す!ってそんな事を話しに来たんじゃない(笑)

「……どうしました?秋保様」

私の家に、なんと執事が現れたんです!しかもイケメン!もう、滅茶苦茶取り乱してます!心の中で自己紹介しちゃうし!

「さあ、早く着替えて……」

どうやら、単身赴任のお母さんが雇った執事みたいです。現在執事の数は四人。今、目の前にいるのが、一番最初に雇った執事。無名名無(むめ いなむ)。私は名無いなむって呼んでます!でも……この執事……。

「ほら、早くしろ。俺のウジ虫」

「な、何ですかー!?」

とにかく口が開けば口が悪い。無口ですが何かと私に文句を言うんです!貴方、本当に執事ー!?すると、もう一人の執事が私の服を用意してくれます。もう、定番です。

「あ、秋保様……こ、これを」

「あ、はい。すみません」

彼の名前は月丘幻虎(つきおか げんこ)!何だか自信が無さそうな人。基本的に体調が悪い!後はゲームが大好き!……こっちも気を使っちゃう……。この人達本当に執事なの?すると、三人目の執事が現れます!

「何か問題が発生しましたか?」

彼の……名前は……Λ=η(ラムダ・イータ)!アンドロイドらしいです!人間にしか見えないですがアンドロイドらしいです!あれれ?私の予想した漫画の様な執事達じゃないぞ!優しい執事、強い執事は?

「しかし顔面偏差値がトップレベルですよ?」

「自分で言ったよー!」

可愛い執事、ちょっとドジっ子執事、王道執事、王子様執事どっちだよ、知的執事、ワイルド執事……。こういうのが欲しいのに。

毒舌無口執事。体調悪い執事。あ、アンドロイド執事?。

「変わり種ばっか……」

月丘はトイレに籠る。Λ=ηは時間を見る。

「4時32分34秒です。テレビを点けます」

無名は我執印を睨みながら、電話をする。すると、四人目の執事が玄関から現れます。名前は風我見重光かがみしげみつ。面白ネタを追い求める我執印家専属記者。執事って言ってるけどただの居候。家事を何もせず、夕方まで外で写真を撮り続けている!あ、言い忘れていたけど私の家は古くからのお金持ち。成り金とは訳が違うんです!って威張るつもりは無いけど、どうやら、我執印家は対立する家も存在するらしく、その弱みを撮るのが風我見の役目。……執事の理由が一ミリも感じません!?

風我見は私の写真を撮る。

「おっす!風我見だ!」

「……またお母様に送りつけるんですかー!」

「仕事だ!それより、憎いクラスメイトとかいないか?俺がスクープ撮りまくるぜ!」

「……そんなのいないよ!」

こんな感じで私の中学生活は行われています!しかもまだ執事が増殖するの……。今度はちゃんとした執事が来ますよーに……。

無名は私の頭を皿で叩く。

「飯だ。食え。今日はプリン20個食え。たーんと食べろよ」

「そ、そんなに食えないよ!」

「命令だ。食え」

し、執事のくせに命令ー!?月丘はご飯を食べる。

「今日はネッ友と今無き青い星を攻略しないと……」

「オンラインゲームってそんなに面白いの?てか、ゲームより私に尽くしてよ」

「ゲームのキャラクターの方がレベルも上がる。貴方は……レベルが上がるのか?そして強くなれるのか?」

「……人間の基準がおかしいよ!?」

月丘は私に近づき壁ドンをする。

「それとも俺がレベルアップさせるか?」

「……急に漫画意識されても困るよ!でも、イケメンだから許しちゃう!」

ただ、月丘は腕を痛める。

「どんだけ身体弱いのよ……!」

「……畜生、秋になったって言うのに。まだ残暑あるけど」

「秋になったら身体強くなるの!どんな超能力だよ!逆にいつ、今より身体弱くなるの!?病院行って!」

Λ=ηはアンドロイドなので食事をしない。動力源は半永久的に起動する電池。

「午後6時1秒です!テレビのチャンネルを変えます!やはり、坂上田村麻呂です」

「プリン!プリン!」

……こんな生活が毎日?もっとドキドキしちゃう感じとか無いの!?

「良い表情だな!」

風我見は執事と我執印の写真を撮る。

……これが我執印家の執事達です。