複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.22 )
日時: 2016/07/12 15:00
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

初めまして、翌檜です。

世界観が一致していなければ問題はありません。是非とも楽しみながら見させて頂きます。

また機会があればオリキャラ投稿宜しくお願いします。現在は『月兎』のキャラクターを募集中です!

これからも応援宜しくお願いします。








失礼ながらこのまま、本編に移ります。















「しかし、ブライアン。携帯なんて何処から持ってきたんだい?」

「貴方が白衣を調達している時に、ゴミ箱から見つけたんだよ。ラッキーだね」





地獄門とブライアンは丸中町のマンホール近くで話し合う。


「それと、日本語上手いよね。何処で習ったの?」

「まあ大卒ですから、それなりに学はありますよ。勉強に無駄な事なんてありませんし、無駄と言ってる奴は生きる価値が無いただの二酸化酸素を放出させる植物以下の馬鹿です」

「……君の意味の無い無駄話はどうでも良い。それより、早くアルベルトの所へ行かないと。待たせるといけないからね」


地獄門とブライアンは丸中空港へ向かう。




ブライアンは腐った死体だらけの丸中空港へ行く。


「腐っ!あ〜……ちょっと吐きそう……」

「全く、刑務所じゃこんな匂いは日常茶飯事だよ?

さてさて、一階の男子トイレは何処かな?」


ブライアンと地獄門は壁にかかっていた地図を見る。

「一階の男子トイレは……あ、此処だな?」



ブライアンと地獄門は男子トイレに行く。



男子トイレには、一人の男が縛られていた。


「よっ!アルベルト。元気か?元気な訳無いか」




縛られていたアルベルトは呟く。


「止めておけ。私は呪いの真実を唯一知る事の出来た人物だ」



アルベルト・シャド。髪の色は緑。46歳。服装はシックな感じ。




地獄門は拾ってきたアリを眺める。


「活きの良いのはどれかな?」



アルベルトは叫ぶ。

「お前等に呪いの真実を話す。だから逃がしてくれ!」


「……呪いに真実も何も無いだろ?

そうやってまた俺を騙すつもりか?

オオカミ少年君」



「違う。何故誰も信じない!ワタシを拘束させた細多喜も、お前も!

本当に呪いなんてモノがあると思っているのか!?」



「それじゃ教えてくれよ。真実を」


「なら、ワタシを解放しろ」


「立場考えろよ」


地獄門はピンセットでアリを掴み、アルベルトの鼻の中へ入れようとする。


「止めろ!」


アルベルトは首を振る。


ブライアンはアルベルトの首を掴む。




地獄門は呟く。

「君のカラダは,もう僕のモノだ」





「止めろ!止めろ!」













その後、地獄門は拷問を続ける。




「最後に、頭を貫かせようか。てか、もう死んでるけど」













地獄門とブライアンは空港の中を散歩する。


「もう契約は完了したね?」

「だからって俺を殺さないで下さいよ?」

「でも、君を生かしておく理由無いよね??」

「だったら、俺だって貴方を生かしておく理由なんてありませんよ」

「しかし、呪いって止められるかね〜。興味無いけど」

「まあ呪いが止まれば我々が殺される事は無いですね。俺は脱獄の罪で捕まりますけど」




すると、地獄門は死体を見る。



「……こいつ等の死因は何だと思う?」


「え?こいつ等は生贄でしょ?」

「いや、生贄なら処刑場で殺されるはず。こいつ等は嫌われ者じゃないのに何故死んだんだ?」

「はい?良く分からないんですけど……」





すると、ブライアンは全身から血を吹きだし倒れる。そしてどんどん腐る。




地獄門は笑う。



「成程ね。アルベルトの言いたい事が分かったよ。






呪いの正体は感染病だ。



しかも、植物や動物にも影響する未知の悪性ウイルスと考える。


だが、世界政府もこれくらい分かっているはずだよね?

何故訳の分からない呪いとして扱っているのかな?」






地獄門は死体から次々と検体を検出させる。





「とにかく解剖しよう。人間の仕組みは拷問で良く分かっているからね。あんまり、キャラじゃない事はしたく無いけど……!」








地獄門は暫く研究をする。

「う〜ん、ちゃんとした施設じゃないと結果が分かりにくいな。


だが、ウイルスの進行が遺伝により違う事は分かったね」








ウイルスの進行は速ければ、30分。驚異的な速さ。遅ければ、半年。




「そして、問題なのは何故嫌われ者を生贄に捧げる事でウイルスの進行が止まるのかと言う事だ。

いや、止まるどころがウイルスが死滅する」





地獄門はブライアンの周りを見ると、周りの死体から腐臭が消える。



地獄門は男子トイレに行く。


アルベルトからは腐臭はしない。


「まだ、腐ってないしね」



地獄門は考える。


「考えるとすれば死ぬ瞬間にウイルスが消え、浄化されるとか?

全く、考える事は僕の趣味じゃないんだけどな。

まあ……生きてる奴を拷問にかければ良いか。この世に未練は無い訳だし!ワクチンとか造れる気もしないしね〜!」




地獄門は生きる事を止め、生き残っている人間を全員拷問にかける事を考える。

「死ぬ前にどれだけ人を殺せるかな!楽しみだ!」






地獄門は細多喜に電話をする。