複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.224 )
日時: 2016/09/13 20:28
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

clover.さん、返答ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

此処からは本編です。

第十三幕 愛するより愛されたい

「俺の名前は茨田 春(ばらた はる)。現在一流企業株式会社ミゴ・ロークフと言う玩具会社に勤務している。とは言っても俺が実際に造るのでは無く、仕事は主に宣伝をしている。たまに事務。俺の人生はバラ色。そして春だ。それゆえに、俺の元には女が寄って来る。俺は優しいからな。全てを受け入れる訳だ。愛も金もな」

茨田は自ら、ナンパをして持ち帰る。成功率は100%。

「人生なんてチョロイぜ!俺には腐る程の金と捨てる程の女、指図出来る程の部下がいる!俺ってマジ、人生の勝ち組じゃねーか!」

茨田は高そうなワインボトルを部下に開けさせ、ビンのまま飲む。そして多くの部下に吹きかける。

「……さてと、今日はこいつで行こうか。忍賀 陽(にんが ひかる)。全く、今日も着信が100回越えてるよ。電話すんなよ。気色悪い。まあ、金持ちの娘でアイドル。襲わない手は無いがな!フハハハ!」

部下たちは茨田を見送る。

「……もう無理だ。俺、無理だ」

一人の男性は残ったワインを飲む。

「モスカ大使……」

「上手いぞ、このワイン。私にぴったりだ。流石、茨田様!」

「……あそこまで下落したくないよな?」

「はい……」

「これを飲めばストレスは消え失せる!……しかし、女を誑かしすぎる。このまま、部下のフリをして近づけば一人の女性くらいは貰えるかも!飽きた女で良いから!」

「……堕落しきってますよ、もう」