複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.252 )
- 日時: 2016/09/24 16:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
亞狗兎さん、 霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
ココからは本編です。
安達はバイトを探そうとする。
「まずバイトだよな……。だって望田と地獄門、絶対仕事してないよ。家賃どうするんだよ……。とりあえずやる事やりながら記憶を取り戻していこう」
安達はバイト探しをしようとする。
「でも記憶喪失だ。そう言えば俺って戸籍あるのか……?いや、あるだろ。普通。でも履歴書には何を書けば……過去を思い出せれば……」
すると、望田から連絡が入る。
「……暗殺者の一人は確保出来たんだろうな?」
「いやまずバイト探してるんですけど、無理です」
「無理です?無理だと思うから出来ないんだよ!死ぬ気でやれよ!人生犠牲にしろよ!ボケ!」
「は、はい!」
「まずお前ごときが正規のバイトは無理だ。暗殺関連にも死体運び等のバイトがある」
「どうすればそんなバイトに……」
「それをフリーの暗殺者に聞くんだろうが!馬鹿か!」
「はいっ!」
安達はフリーの暗殺者の所に走る。
「まずは……スポンサーだ!そこでバイトして働けば問題なし!そして何より、一番の問題、フリー暗殺者の賃金を払える!とにかく、俺達のような反小林財閥。アンチ小林財閥の会社に向かおう!青の暗殺者リストに……」
青に書かれた暗殺者の内、一つだけ会社に属している暗殺者達がいた。
「これだ!スポンサー!名前はファイアースターカンパニー。……怪しいっ!でも、此処から近いし……」
安達は会社に向かう。すると、会社の前で二人の男と女がいた。
「榊。客人だ」
「殴るか?弟子にするか?」
「用件を聞いてから判断しろ」
「分かったよ。武藤」
安達は榊と武藤に話す。
「ファイアースターカンパニーはココですか?」
「用件を話せ」
「あー……あのこの会社は小林財閥に属してませんよね?」
武藤は安達を殴る。
「お前、小林財閥?」
「違う!違うって!小林財閥じゃ……」
「すまないねぇ?アンタを弟子にしたかったんだけど、暗殺者の風当たりはきつくてね。多分、組……社長は多分お前を拷問しちゃうけど許してね。今は看守の仕事じゃ生活できないんだ」
「……あ、榊さん?どっか会った事ありませんか?」
「……新種のナンパ?」
「違うよ!馬鹿か!」
武藤は安達を運ぶ。
「助けてっ!」
「死にたくないなら暴れるな。暴れなかったらせめて最期の言葉と遺書くらいは残してやろう」
「うわっ!助けて!」
周りの人間は話す。
「ファイアースターカンパニーってあれでしょ?40歳の見漫間悪人。見漫間組の資金源の所でしょ?」
「さっきの人、可哀想に……」
榊と武藤は安達を縛り見漫間の元へ送る。
「……ヤクザ?」
「俺は見漫間悪人!ただの悪人じゃねえぜ?」
見漫間はヨーヨーで遊ぶ。
「そ、それで、お前、本当に小林財閥なのかっ」
「だから違いますよ」
「違うのか?良かったー!」
榊は驚く。
「嘘に決まってるだろ……?」
「嘘なのか?俺を騙してたのか?」
「違う!俺はアンチ小林財閥と言う組織を立ち上げようとしている。そこで貴方達、小林財閥に入っていない優秀なファイアースターカンパニーさんにスポンサーになって欲しいんです」
「スポンサー?何かかっこいいな」
榊は呟く。
「何言ってるんだ。完全に小林財閥の罠だ!」
「いや正直、小林財閥は大歓迎だよ」
「は?」
見漫間は呟く。
「小林財閥はヤクザの組織を潰す傾向にあるんだよ。一応好感度あげる為か?だからこういうお誘いは嬉しい!」
「……もう良いよ。好きにしな」
「是非、宜しくな!」
「スポンサーになってくれるんですか?」
「ああ!ウチは基本的に借金の取り立てや土地を売買をしてるから」
「土地?借金?」
「そう、月の土地を借金させて提供してやってんだが、なかなか返さない奴が多くてな」
「いやいやそんな、月なんて詐欺じゃないですか」
「ほう、そう考えるか。だがな、出来っこないをやらないと月なんて夢のまた夢だぜ?」
「でもヤクザがそんな事出来る訳……」
「まあな、夢ばかりじゃ見てられない。だから人は妥協する。でもな、夢はそんなに簡単で良いのか?」
見漫間は葉巻を吸いながらヨーヨーで遊ぶ。
「ウチでも暗殺者は調達してくる。お前は小林財閥を潰す方法でも考えてろ。まあ、もしくは小林財閥の俺のポジションが何処になるのかでも良いし」
「あ、バイトって出来ます?」
「話聞け!バイトはあそこのレストランの店長と仲が良いからあそこで働いてもらえ!」
「仲が良いって……」
「単にレストランやるなら金をくれってせびっただけだよ。その分、太刀の悪い客の処理をしてんだ。winwinだろ?」
「……はい!」
安達はレストランへ向かう。
「おいおい、こんな奴ばっかしかいないのかよ……」
見漫間は昼に見える白い月を見る。
「はっはっは!待ってろ夢!」
榊は弟子に電話をする。
「そうそう、小林財閥の暗殺者になれるかもしんないよ?あたしのバーターで」
「……でもその人に見えなければ意味が無い」
「良いじゃん。金が入るならさ〜」
安達はレストランへ行く。すると、夜城 鷹臣が現れる。
「あ、君が安達君?」
「安達です」
「う〜ん、バイトは一人?」
「はい」
「小林財閥からもっと派遣されるって聞いてたけどな。まあ良いや。僕は夜城!このレストランの店長さ」
「……成程」
「榊さんや小林財閥秘書のマシロさんも通っている店だよ!皆、仲良し!」
「榊さん?確かアンチ小林財閥じゃ……」
「榊さんは元ネームレス看守だったんだよね。その時に当時、元フルパワー看守のマシロさんと出会ってたからマシロが小林財閥に転勤する前から仲が良かったんだ!」
「ネームレスって?」
「ネームレス。僕達の年で無くなった暗殺者施設だよ」
「暗殺者施設なんてあるのか……でも、ネームレスには聞きおぼえがあるぞ?」
「それもそうだよ。小林財閥の傘下を2年前に唯一撃破したんだから。内緒だけどそこに僕も参加してたたんだけどね〜!」
「凄いですね!あの小林財閥を……」
「そうそう、でもネームレスは小林財閥の圧力により封鎖。看守だった人や暗殺候補生は皆、別の所で活動してるよ」
「……小林財閥……」
「まあ、君の前で小林財閥の悪口を言った事は内緒にしてね〜!何か君の前だと親しみを覚えちゃうよ〜!」
「……はあ」
「それじゃバイトは次の朝からで良いから!」
安達はフリーの暗殺者を探そうとするが、ある事に気付き望田に連絡する。
「望田さん!」
「何だ?」
「……自分って強いんですか?」
「そこは問題無い。地獄門先生により強化人間にさせてやる。ま、少々リスクはあるけどな」
「えっ……」
「大丈夫だ。小林財閥なんて腕切ってサイボーグが当たり前なんだから」
「……そんな」
安達は電話を切り、名前の一覧を見る。すると武藤と榊が現れる。
「あ、武藤さんと榊さん」
「俺達もついていく事にした。金の問題とかお前一人じゃ無理だろ」
「そうだぞ?ギャラ交渉しないと駄目だぞ?」
「生々しいな……。とりあえず、ジャノックと言う人の所に会いに行こう」
「ジャノック?」
榊は反応をする。
「ジャノックは小林財閥に属していたぞ?」
「いや、まあとりあえず行きましょう!」
「あ、信用してないのか!」
「過去はどうでも良い。金で雇う程の強さがあるのかが知りたいだけだ」
武藤は金の計算をする。