複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.259 )
- 日時: 2016/09/28 20:24
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
安達は地獄門兄妹と共にレストランを訪れる。
「どうしたの?」
夜城は動揺する。
「今日は客です」
「あ、そう言えば休みだったね。休みくらいは他の所に行けば良いのにな〜!まあ店長に休みは無いけど」
「さて食事を楽しもうか。今日は安達君の奢りだ」
「兄貴。大人になってまだそんな事言ってんのか?」
「……ははっ」
此処のレストランのお勧めはオムライス。ふんわりとした卵にデミグラスソースをかける。
「……オムライスも変わったね〜」
「俺はケチャップにしっかりと固めた卵が良いなっ!」
「まあどっちも上手いよ」
「それでどうしたんです?地獄門さん」
「ある研究をしているのだがね。君の意見を聞かせてくれ」
「研究?」
「延命方法。つまり不老不死に慣れる研究を行っているんだ」
「……難しいね」
「俺も研究の手伝いはしてるぜ!」
「へぇ〜!」
「一つ目、肉体改造。身体を不老不死に合わせた進化をさせる。ただ、この場合だと人間の知能低下、不老不死以外の機能が失ってしまうんだ。
二つ目、身体をサイボーグに。腐った部位をサイボーグにさせる。心臓とかね。ただそれ程の技術が無い。
三つ目、クローン。……人は科学と言う名の悪魔に魂を売れるのか。
四つ目、幽霊。幽霊にさせれば死ぬ事は無いから不老不死に確定されるね!ただ、死んでるけど」
「……どれもパッとしないな」
「まあ全部、挑戦してみたけど……」
「挑戦したのか……」
「だが五つ目があるとしたらどうする?」
「五つ目?」
「……そう。時空を超える事だ」
「無理ですよ。タイムマシンなんて」
「まあそうなんだけどね!」
安達は昼にHNRΩのメンテナンスをする。
「面倒なメンテナンスだな。人間はメンテナンスしなくて良いと言うのに……」
「まずこんな精巧なロボットが居る事に驚きですよ。地獄門さんに色々教えてもらいましたからどうにか出来ますけど」
「時代は変わるんだよ。数年前ではあり得ない事が数年後にはあり得る事になる。そして人は懐かしいと言う感情が芽生えてくる。俺には無いけどな……」
HNRΩは鏡を見る。
「俺は人間か?」
「……ロボットって言ったら怒ります?」
「面倒だから怒らないが、お前に対する評価は落ちる」
「あー……はい」
「まあ人間だと思えばそれは人間なのかもな」
「哲学ですか?」
「哲学と言う二文字で俺の思いを決められても困るな」
HNRΩは光線銃を所持する。
「人間を知るには人間を殺す事が最優先だ」