複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.269 )
- 日時: 2016/10/01 18:19
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
此処からは本編です。
見境は一人の男性を呼ぶ。
その男性は、178cm 69cm 髪は灰色で黒の瞳
白いシルクハットに白い燕尾服に白マント手に白手袋白い仮面を着けている。
「バルトマン……」
バルトマンと呼ばれた男性は腕からトランプを出現させ全てのカードを見境に飛ばす。見境は話す。
「手品は大丈夫よ。お偉い様のパーティで死ぬほど見てるから」
「人を効率的に殺すにはどうしたらいいと思いますか?答えは簡単です。危険なマジックに失敗して事故死にさせれば良いのです」
「でも失敗した貴方の評価は下がるわよ」
「大丈夫です。小林財閥さんの権力と財力があれば私のマジック失敗を隠蔽でき直、私のマジックで儲けがジャンジャン出来ますからね」
バルトマンはシルクハットを手に持つ。シルクハットは少しだけ動く。
「私の魔力が少し足りません。暗殺の仕事は無いのですか?流石に小林財閥に意見をする権力者だけではシルクハットはまだ飢えてましてね」
「ただの手品師が何を言ってるの?魔力なんてまやかしに付き合ってる暇は無いの。良いから、この男を追いなさい」
「私の魔力があれば直ぐに見つけられますよ」
「分かった……。それじゃ実験台50人殺したら満足する訳?」
バルトマンは実験台達に挨拶をする。
「皆さん始めまして私が世紀の奇術師ことバルトマンです」
実験台は動きを遅いながらもバルトマンの方へ行く。
「Ladies and gentlemen!今宵は素敵なショーをお見せしましょう!」
実験台達は色々叫ぶがバルトマンは気にしない。
「私の奇術には種も仕掛けも御座いません」
バルトマンはステッキを振り回しながら実験台を両手にそれぞれ持つ。
「私なら実験体同士をすり抜けることも可能ですし」
バルトマンは実験台同士をぶつけあい、何と実験体同士の身体を透き通らせる。
実験台はバルトマンを殴ろうとするがバルトマンの身体を透き通る。
「それに貴方の腕を消す事も出来ます」
実験台の腕は消える。
「あ、血も消してますが痛みは消せません」
実験台は痛みに叫ぶ。実験台は拳銃を持ちバルトマンを撃つ。
「逆に銃弾を消して、貴方の頭をぶち抜くように軌道に変化する事も出来ます」
銃弾は消え実験台の頭を貫く。
「それに拳銃を花にさせる事も。これは私からのプレゼントです。マジックの協力ありがとうございます」
実験台達は逃げ始める。
「まだショーは終わってません。勝手に席から立ち上がらないで頂きます」
バルトマンはステンレストランプを一枚用意する。
「これから見せるマジックは一寸の狂いも無く心臓にトランプを刺してご覧になりましょう」
バルトマンは予知、読心術、身体の透視を行いトランプを心臓に刺す。
「やはり私は運が良いですね。それでは彷徨う魂は全てシルクハットが喰らいます」
シルクハットは死んだ人間を食べる。見境は驚く。
「これも手品よね?」
「今なら私が悪魔と言う事が信じられますか?」
「……」
「ではこの男、安達の居場所を教えましょう」
「安達……」
見境は安達の家へと向かう。安達は地獄門 裁と二人で話す。
「どうした?」
「……いや、何でも無いぞ。それより俺といないで訓練でもしたら?」
「そうだな……。でもお兄さんに改造してもらってるから……」
「兄貴をまともに信用しない方が良いぜ。じゃないと……」
裁は悲しげな表情で安達を見る。地獄門はその場を去る。すると、地獄門のポケットからくしゃくしゃの写真が出てくる。
「……これは」
写真は地獄門 裁の葬式だった。
「これって……」
安達はすぐに地獄門 士の元である家へ行く。
「地獄門……!これはどう言う事だ!」
安達は写真を見せる。
「君が何でこの写真を持っているのかな?」
地獄門はスイッチを押す。すると安達の片腕が爆発する。
「ぐああああああああああああ!!」
「今の事は忘れた方が君の為だ。君の腕は強化手術で元に戻しておこう」
「お前、裁に何をした!」
「君は彼女の事が好きなのか?」
「えっ……いや、そんな事は〜」
地獄門は安達にスイッチを見せる。
「さっきの通り君には自爆装置を点けてある。私に従わない作品は無いからね〜」
「作品だと?お前、妹をっ!」
「友人からは絶賛の嵐だよ?」
「お前!」
地獄門は呟く。
「君の脳を爆破させて記憶を消す事も出来るんだよー」
地獄門は安達を爆破させる。安達は次に目覚めた時には葬式の写真の事を忘れていた。
「俺は……大切な事を忘れたような……」
「そんな事より、滝の所に行くんじゃ無かったのか?」
「あー……そうだっけ?」
安達は戸惑いながら外に出る。すると、見境がいた。
「……貴方は」
「安達……だっけ?」
「何で俺の名前を?」
「あたしは名も無き教団の信者だから」
「え?でも小林財閥……」
「……あ、ほら、行くよっ……。あそこでマジシャンのショーがやってるわ」
「は?」