複雑・ファジー小説

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.275 )
日時: 2016/10/05 20:32
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

目を開けるとそれは奇妙な景色だった。

「お、俺は……」

「木村君、私を覚えていますか?望田です」

「いや……全然」

「ヒワノさん、今回も失敗です」

「顔も似てないしね!折角見境さんからの命令で兵器になる木村を造ろうとしたのに!」

これが木村のクローンの誕生であった。地獄門はワンスモア・Iと連絡する。

「この小林財閥のサイボーグ技術があれば可能だ」

「何を言っているんだい?今の小林財閥の段階では性を満たしてくれるようなロボットしか出来ないよ」

「……その技術が欲しいならばすぐに小林財閥を潰して下さい」

そして望田は地獄門に話す。

「取引をしましょう。私とアンチ小林財閥を設立して下さい。報酬は木村のクローンの元をお渡しします」

地獄門は望田の取引に応じる。そしてワンスモアの指示によりアパートを借りる。

部屋の中は高度の装置がいっぱいあった。

「この施設なら妹と木村のクローンを造れるね」

「妹?」

「僕には数年前に僕が殺した妹がいるんだ」

「殺した?」

「実験台にしてね!」

「……狂ってますね」

「そうかい?ヒノワ君程じゃないよ」

「彼は異常ですからね。貴方は自分がおかしいって分かってる分マシですが」

「ははっ!」

そして安達が誕生する。

「……大丈夫か?」

「此処は……何処?俺は……誰だ?」

現在、安達は地獄門の元へ帰っていた。

「随分、薄っぺらな過去ですね」

「それが君、安達君だよ。誇りを持ちたまえ」

「……そうですかね」

小林財閥崩壊後、仲間達はすっかり元の生活に戻っていた。

見漫間社長は武藤、榊と共に暗殺者専門の会社にしたいと語っていた。

「月はどうなるの?あたし知らないけど」

「え〜っと……そっちも叶える!」

「……まあ一緒に足掻きましょうよ。付いていきますから」

「武藤……なら金を燃やすな!」

草野は見漫間の紹介により息子と駄菓子屋を経営。現在、息子は小学生。

「……父ちゃん?あんさつ、しないの?」

「暗殺は無い方が本当は良いんだよ」

「そしたら、父ちゃん、仕事無くなるじゃん!」

「まあ……そうなるね。でも今は仕事が出来るだけマシだよ」

甲斐は教団を止め、何かの装置を造っている。

「さて、小林財閥のヒワノが残したと言う資料を探さないと駄目だね。あの資料があれば超能力、アンドロイドが作れてしまう世の中に代わるんだから」

ちなみに、小林財閥直属の暗殺者達は行方不明。

HNRΩは立花の元へ行き、移動式の万屋を経営する。

「あたしはトップギアで行くよ!」

「面倒だよ……ゆっくり行こうぜ!」

相性はまるで合わないが。

ジャノックはファイアースターカンパニーの暗殺者部門のリーダーになっている。

「てめえら失敗したらぶち殺す!」

「むー!みんなてきどにがんばってー!」

「うるせえ!」

平は尾崎、トルベルア、犬山、ジェイコブと共に再び事務所を設立。

「お前等、全国各地をヒッチハイクで回り我が事務所を売り込むのだ!」

「盗んだバイクで走りだす〜!」

「あー可愛い女の子降って来ないかな〜」

「キムチィィィィィィ!」

「私の出番、少ないでーす」

「……駄目だ、こいつ等」

カヲルは御法川と共に再び、外国に渡り、様々な世界を見る事にする。

「……僕なら出来るよね?」

「……あ、カヲルいたんだ」

「……出来過ぎって言うのも嫌だけどな……」