複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.276 )
- 日時: 2016/10/06 18:48
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
滝は、未だに病院に入院している。
「入院費……。それに安達は全然帰って来てない……」
滝は病院でひたすら、自分の延命装置を造り続ける。
しかしやがてその延命装置が、重大な発明になっている事をまた滝は知らない。
一方、あるアパートの部屋で二人の男女が笑い合う。
「幸せです!永遠に貴方といれるから!」
「幸せ!仕事も食事も家事も何もしなくて良いから!」
二人の男女は笑い合いながら話す。
「そう言えば、あの少女どうなったのかしら?」
「彼女もアンドロイドになれば良いのに。彼女って誰ですか?」
望田と椎名は全ての記憶を忘れロボットになった。
そして一条 マロンは……。
「……」
咲川は一条を見る。
「……うぐぐぐぐぐ!!!」
咲川は一条を寝かしつける。
そして……。
安達は動かない地獄門 裁の元へ行く。
「……もう寿命が……」
さらに安達は血まみれの地獄門 士を見つける。
「地獄門さん!?」
「……目的は……果たされ無かったよ。ただ、新しいクローンが其処にある。運が良ければ記憶をコピー……」
地獄門は目を閉じる。
「地獄門!?」
裁は動く。
「俺は……死ぬのか?」
「大丈夫だ。絶対に……」
「クローンはもう嫌だ。俺はこの体でお前といたいんだよ!」
「大丈夫だ。……死ぬ時は一緒だ」
「……どう言う事だ?」
「俺もクローンだからさ。寿命は同じくらいじゃないか?」
「……そうか」
「子供が出来たら、そいつは望田達に預けようか。あいつ等は俺達のように刹那じゃなくて永遠に生きているからな」
「……それって幸せか?」
「……生きていれば良いんだよ。俺はそうして幸せになれたんだから」
安達は地獄門 裁と結ばれる。それが刹那の時だとしても、生きる証にはなる。
イエスタデイ・ワンスモア3 完
地獄門 士は隣に何者かと共にある研究をしていた。
「……これがジンだね?」
「もう、地獄門には用は無い。小林財閥は消え、脅威は去ったのだからな」
「君は何者だい?」
「……君は喜ぶべきだよ。これからの世界を明るくさせたんだから」
何者かは地獄門を撃ち殺害する。
「貴様はっ……」
地獄門は倒れる。