複雑・ファジー小説
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.323 )
- 日時: 2016/11/01 19:59
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
長編ですので時間がかかりますがこれからも頑張って行きますので宜しくお願いします。
此処からは本編です。
咲川は調査をする。滓雅は聞く。
「今度は何を調べてるの?」
咲川はホワイトボードで会話する。
『アンノウンと言う施設の前の施設、朝日。この施設について調べてる』
「どうして?」
『此処はかつて、第二次世界大戦中に日本軍が極秘に補給部隊が出港していた港。今はただの崖だけど』
「....極秘である理由が分からないね」
『極秘であった理由は、この朝日と言う施設が戦時中からあったとされている。と言えば分かりますよね?』
「つまり....戦争中から暗殺候補施設が存在してた訳?」
『はい。そして此処には戦争で死んだ名もなき元暗殺者達が埋葬されている。暗殺候補生は知ってるわ』
其処に女性の看守が研究所に入る。
「あ、乾 晴子(いぬい はるこ)さん」
乾と呼ばれた女性は話す。
「グレイが私以外の看守を殺したらしいのよ……。死体埋めるの手伝って……」
表情は暗い乾に皆はスコップを持ちせっせと穴を掘る。
「そういえばアンノウンにいるわね……。此処の孫だっけ?ひ孫だっけ?覚えてないけど……」
「....クナイでやった方が早いわ」
「忍者も穴掘りするの?」
「うん、穴掘り用の武器があるんだけどね。今日に限って無いのよ...此処には折り紙しか持って来てないんだけど....」
「へー……」
「うん、ボケたんだけど?どうだった?忍者が手裏剣の折り紙だけって....まあ墓地でやるボケじゃないね」
「でも、死体の隣で生活するなんて恐ろしいね」
「そうそうしかも恨み持ってそうだし....」
グレイは電話をする。
「此処は良い施設だよ。呪いがかなり転がっているからな。此処で幽霊を見たって情報もあるし。俺の能力に相応しい場所だ。んー?ああ、分かった……。それじゃ……」
グレイは笑う。
「呪いは呪いを呼び寄せるらしいな。日本軍の霊でも出てくれば面白いのに」
一方、香坂は似田を脅す。
「俺は仲間を欲してる訳じゃない。使い捨ての駒を欲してるんだよ」
「……僕に何を!?」
「簡単だ。卒業試験で自爆テロしろ。はっはっは。神風特攻隊だな!国じゃなくて俺の為に死ぬんだけど」
「そんな……」
「爆弾は咲川って言う博士脅せばどうにでもなる。安心しろ、立派な墓の中で眠らしてやるよ」
其処に、宇佐美と大神が現れる。
「お前だな!香坂って奴は」
「若造が……ぶち殺すぞ?」
「……それじゃ素敵な賭けをしよう。俺が勝てばお前等は奴隷。お前等が勝てば俺はお前に完全服従してやるよ」
「あ?あ?え?……大神っち……」
「賭けを申し込むとは自信があるようだな」
「……お前の死を有効活用してやるから黙って殴られろ」
「なめるなよ!」
しかし、香坂は大神と宇佐美をボコボコにする。似田は泣き始める。
「うああああああああああ!!!嫌だ!死にたくない!」
「騒ぐな、さて、お前等の手下も……」
「其処までにしてよッ……!」
女性が香坂の前に現れる。
「誰だ?」
「私は……淡雪木蘭(あわゆき もくれん)。別にどーでも良いけど、騒動だけは止めてよ……面倒だから!」
香坂は淡雪を蹴り飛ばす。似田は香坂を殴る。
「淡雪さんをな、殴るなんてっ!?こ、この馬鹿者!地獄に堕ちろ!」
香坂は回し蹴りを似田に喰らわせる。似田は倒れる。
「うぜぇなお前等。淡雪って言ったか?お前も俺の為に死ね」
「うぐっ……痛い、痛い……」
「暗殺者が泣き事言ってんのか?泣いて終わる程、甘くねぇよ。暗殺社会も一般社会もよ」
香坂は淡雪を殴ろうとする。すると、別の女性が香坂を止める。
「今度は誰だ?」
「こんにちはっ☆白夜刹那(はくや せつな)です☆」
淡雪は白夜の元へ行く。
「白夜は霊媒師なのよ……こ、攻撃したら呪われるわ……」
「……最近、呪いが流行ってるのか?まあこんな所じゃ呪いくらいしか話の話題は無さそうだけどな」
香坂は白夜を殴る。白夜は笑う。
「貴方は呪いにかかりました☆」
白夜は決めポーズをする。
「三流アイドルが……」
「三流暗殺候補生です☆」
「どうでも良い……。馬鹿馬鹿しい……」
香坂はその場を立ち去る。
「の、呪いって本当なの?」
「当たり前ですよ☆呪い効果は分かりませんけど☆」
「分からない!?」
「でも、あれはどうにかしないと駄目だよね☆私の幼馴染の彼に頼もう☆」
「暗殺者で幼馴染なんてあり得るの!?良いな~!」
「運命的に……じゃなくて、共犯で捕まったからたまたまね☆でも同じ施設って珍しく無い〜。まあやる気がなければ意味無いけど☆」
香坂は一人で呟く。
「呪いの効果は今の所無いな。インチキか?常識的に考えてあり得ねぇし……まあ常識が無いのは知ってるけど……」
大神と宇佐美、似田は話し合う。
「嫌だ!僕は生きたい!」
「なら、他のグループと一時的に同盟を組んでリンチしか無いな」
「うお、エグい……」
「カラスを焼いて食った宇佐美よりマシだ」
「今の所、田淵さんグループと白夜さんグループ。看守は、グレイと乾だけ。後は……グループに入っていない人達……」
「お前って本当に仲間外れだったんだな」
「黙ってくれっ!」
香坂は目の前にいる女性に殴りかかろうとする。
「オラァァァァ!」
しかし、女性は華麗によけハイキックを香坂に喰らわせる。
「猫を驚かせちゃ駄目だよ?恐怖はどんな生命体でも嫌な事なんだから!」
「誰だ……お前……」
「イラージェスです!気軽にジェスって呼んでね!」
「奴隷って呼んでやるよ!」
「イラージェス!名前も分からないなんてこれも恐怖?」
「あ?」
イラージェスの傍には猫を抱えた大柄の男性がいた。
「あう……イラージェス。悪い事駄目」
「してないよ、アード・アリフトガルフ。アリちゃん!」
「うん、なら良い」
「黙れ、デクの坊、ウドの大木。テメエの足りねえ脳味噌これ以上ぶちまけたくないだろ?」
イラージェスは香坂にストレートをかます。香坂は避ける。
「お前……かなり強いな。だが俺には勝てねえよ」
「君を強いよね?是非、此処の復興を、最強朝日の復活を!」
「……?」
イラージェスと香坂は死闘を繰り返す。
白夜と淡雪はその様子を見る。
「キャハ☆凄い凄ーい☆」
「良くこんなに戦えるね〜。無理無理〜、てか殴られた後残ると、彼氏に怒られるんだけど〜……」
一方、乾は連絡を受ける。
「はい、こちら朝日……じゃなくてアンノウンです……」
「こちらの施設に暗殺候補生を受け入れたいんやけど?」
「あーはいはい。それじゃ受け入れる暗殺候補生の名前を教えて下さい……」
「.....霊犀 結香(れいさい ゆいか)。で頼んまっせ....」
「はい、分かりました……」
電話を切る。
「ほな.....小林財閥科学者、ヒワノレポートの玩具で.....遊ばせて貰うわ」
「虚……」
「存在は虚....仲間だろうが何だろうがいなくても大丈夫なんやよ。だから小林財閥の技術をありったけ盗んだんやで。金よりも価値があるからのー?いずれ、超能力やアンドロイド、サイボーグが当たり前の時代が来るんやで。いや、僕が創るんやね....新しい時代を」
虚は飄々としながら不敵に笑う。
「昨日の味方は今日の敵....」